〇上灘漁協女性部農林水産大臣賞に輝く
上灘漁協女性部の富岡喜久子さんから先日電話が入り、東京で行われた大会で松本洋子部長の発表が農林水産大臣賞を受賞した旨の連絡がありました。長年一緒にやって来た間柄だけに苦労が報われた感じで、お互い大いに喜びを分かち合いました。
昨日は午後5時からそのお披露目を兼ねた祝賀会が基幹集落センターであり出かけました。市長さんや議会議長さんも地元議員さんとともに列席され祝辞を述べていただくなど、参加した全女性部員さんと笑顔で談笑するとてもいい雰囲気でした。
東京での発表の内容を聞きたいと思っていただけに、スライドショーを交えた再発表を聞きながら、過ぎ越し長かった15年余りの歳月を振り返り感無量なものがありました。
(大臣賞表彰状を持って記念写真)
「じゃこ天で設けてヨーロッパに行こう」を合言葉に、じゃこ天を主力商品にして年間売り上げも7千万円を突破し、今では県内で最も輝いて活動している女性グループの一つとして、度々マスコミにも登場しているのです。
市長さんや議長さんの挨拶にもありましたが、漁協女性部がここまでこれたのは、富岡さんや松本さんなどリーダの存在が大きかったように思うのです。15年前は若かった富岡さんも私も15歳も歳をとりましたが、これからも元気で下支えしてあげたいと思っています。
私は富岡さんが「漁協女性部の動く広告塔」と命名したように、どれほどじゃこ天の宣伝をしてきたことでしょう。また視察が来る度に皆さんの色々な苦労話をさせてもらいました。これからも語り部として口支えしたいものです。
この会場でちょっとしたことがありました。私が会場へ入ると受付の顔見知りの女性が私やかつてこの運営に関わった人たちを上席へ案内してくれました。名もなき私や関わった人たちは席が高いと固辞しましたが、決めていることなのでと座らされました。やがて全員が席に着き宴会が始まると一人の人が席が低いと不満顔で言うのです。その人は役職上呼ばれた人で、私たちが決めた訳でもない旨を話しましたが納得せず、大臣賞受賞のことなど何処吹く風でした。
いつも思うことですが、人の値打ちは自分が決めるものではなく人が決めるものなのです。自分は偉いと思っても人はそれほど偉いとは思わないもの、その言動を見て少し腹立たしくなり、少々後味の悪い結果となりました。世の中色々な人がいるものです。
でも何かと暗い話題の多い昨今、まるで春風のように爽やかな「農林水産大臣賞受賞」という朗報に、また元気が沸いてきました。
「起業した あの頃私は 若かった みんな十五の 歳を重ねて」
「このごろは 暗い話題が 多いけど 久方ぶりに 明るい話題」
「席低い ぶつぶつ言って 胸を張る そんなにあなた 偉いんですか?」
「夢を持つ いかに大事か 見てご覧 ついに花咲く だから頑張れ」