〇これからもリアル人間でありたい
65歳の高齢者になった自覚からか最近は、健康のことが妙に気になり始めています。睡眠のこと、食事のこと、体力のこと、時には体重のことなどなど、これまで殆ど気にせず日々暮らしてきたことがいちいち気になるのです。私の生活基本は「体にいいことはする。体に悪いことは止める」なので、お酒も胆のうを手術したその日からきっぱり止めました。もともとお酒は飲まないし、甘いものも肉類も殆ど食べず、ベジタリアンではないにしても、もっぱら野菜中心の食事を心がけています。つい最近流行のサプリメントも利用していませんが、食事に気をつけるだけで随分健康が保たれていると自負しているのです。これは妻の協力があってこそなしえることなので、ここだけの話ですが大いに感謝しているのです。
「お父さんそんな短い時間の睡眠でよく眠くならないねえ」と妻が感心するほど、睡眠は短めで、一日4時間程度です。「そんなに寝なかったら、いまに寝たきりになる」とまるで笑い話のように妻から注意をされていますが、これが私のバイオリズムなのです。
さて、体重がつい最近気になり始めました。胆のう摘出手術をしてから13キロ痩せた体重は今もそんなに変わりはありませんが、妻の体重が少し気になるのです。それでも妻は勤めている歯科医院へ毎日歩いて通勤するなど涙ぐましい努力をして、以前よりは随分減量しましたが、目標までのあと2キロが中々減らないのです。そんなこともあって、たまの休みには二人そろって温浴施設に出かけ汗をかくのですが、これも中々効果が出ないようです。
最近の温浴施設にはサウナがあって私はよく利用します。汗を出す方法には運動をして体内から自然発生的に汗を出す方法と、サウナなどに入って外的な温度で汗を出す方法がありますが、やはり運動をして汗を出す方法が一番のようなのです。サウナで出した汗はかえって筋力を低下させるようです。
これは何にでも当てはまることですが、最近は汗をかかずに汗をかくことを論じる人が余りにも多いような気がしてなりません。自分のやったことを論じる以外脳のない私は、リアルを話します。ところが自分でやってもいないのに、さも自分がやったような顔をして全国の先進事例を並べ立てて話すのです。まさに実体を伴わないバーチャルの世界なのです。
評論家やコンサルタントがどんどん増えて、それで飯を食っている人の方がはるかに多いのです。行政などはその典型で、高い金を出して自分の仕事を丸投げして取り繕うのです。困るのは地域住民で、行政の言うがまま、コンサルのなすがまま駆り出され、終わればそれで一件落着、まちづくりがうまく行ったような錯覚になるのです。
人も町も汗をかかないと元気にならない。つまり汗をかけば人や町は必ず元気になるのです。そのことを肝に銘じてこれからもしっかりと汗をかきたいと思っています。
さあ今日はどんな汗をかこうか。冷や汗ではない熱気溢れるリアルな汗を・・・。
「汗かかず こうあるべきと 諭す人 どういう訳か 心動かず」
「汗かいた 人が最後は 成功す いつの時代も そうでありたい」
「俺リアル? いやバーチャルか? 危ないぞ 自戒を込めて しっかり生きろ」
「後二キロ 峠が越せぬ 妻を見て 越せぬはずだわ 超える元喰う」