〇人間牧場での農作業
今日は、このところのめまぐるしく変わる天気もあって延び延びになっていた、人間牧場の農作業をしに出かけました。天気予報だと午後には雨が降るかも知れないといっていたので、弁当も持たず予定していた茅刈り、石垣積み、こんにゃく畑の草引き、畑の草取りの順に作業を行いました。
まず最初は茅刈りです。人間牧場は5年前に荒れた放任園で茅やカズラが生い茂っていましたが、茅もカズラも人力で何とか除けましたが、茅は一株だけ風流を楽しもうとそのままにしていました。案の定その一株は人間牧場の四季を演出してくれ、春の芽立ち、夏の青草、秋のススキと季節の趣を見事に表現してくれているのです。そろそろ茅も新芽を吹く頃になったので、少々遅い作業ですが、遅ればせながら思い切って刈り取ることにしました。一昨年までは鎌で、去年は草刈機でやりましたが、中々はかどらず、今年は思い切ってチェンソーで刈ることにしました。この選択は正解でいとも簡単に刈り取ることが出来ましたが、茅の柔らかい葉っぱが目につまり、後片付けに少々手間がかかりました。刈り取ったススキはブルーベリー園の下草に敷き詰めました。一ヵ月後には切り株に青々とした新芽がでることでしょう。
続いて石垣積みです。かまど小屋の新築に伴い引いた給水パイプと排水パイプが露出しているため、これを隠すために、昨年の公開セミナーの折り、皆さんに運んでもらった石を使い無謀にも素人の私が石垣積みに挑戦しました、石垣は石の癖組みだと言われるように、癖を見抜かなければなりません。しかし言うは易し行うは難しのことわざどおり、癖
が分からず四苦八苦しましたが、どうにか石を積み上げ、土をならして屋外からウッドデッキに通じるように道もつけました。邪魔にある杉の枝打ちも行って何とか様になりました。
これでパイプが隠れいい雰囲気となりました。
こんにゃく畑の草引きは、こんにゃくが植わっている場所に竹を立てていたのが目印となって大助かりでしたが、草の中から早くもこんにゃくの芽がニョキリと可愛らしい顔を出していました。新芽を傷つけないように注意を払いながら草を引いてい行きました。植え付けして今年で3回目の芽を出したことになります。二年生の芋を植え付けたので今年で5年生となるはずで、多分今年の秋には立派な芋が出来るだろうと、早くもこんにゃく作りへの夢が広がっています。今年はサツマイモ畑の下の段々畑にもコンニャクイモを作付けしようと思っています。
種芋は結構高いので少し小ぶりの安い種芋で我慢しようと思っていますが、早速この冬に耕しておいた畑の雑草の山を切り崩して、雑草を畑の外に出す作業をしましたが、少し腹が減ったのと、午後3時に人に会う約束があるので道具類を片付け、下まで降りたところで長男夫婦に出会いました。連休なので遊びに来たようですが、息子の車で孫たちと再び人間牧場へ行き、お風呂を楽しむ息子たちを残して、私は細い道を一直線に駆け下りて自分の車まで行き、自宅へ帰ってきました。
「午後雨の 天気予報を信じつつ 弁当持たず 作業熱いる」
「素人の 私石垣 積みました どうなることか 後が心配」
「こんにゃくの 新芽発見 草の中 冬の寒さを 堪えて芽吹く」
「一人だと するようなった 孫が来る 牧場久方 賑やかなりぬ」