shin-1さんの日記

○21世紀えひめニューフロンティアグループの総会

 昨晩は弓削島の集会を終えて高速船で午後8時に今治に着き、それから会員でもある豊田渉さんと二人で私の車で21世紀えひめニューフロンティアグループの総会に参加しました。例年だと湯ノ浦ハイツのある温泉別荘をお借りしてやっていましたが、会員でもある河上和夫さんが間もなくその会社を退職することもあって河上さんのご自宅をお借りすることとなりました。河上さん宅は年末にお父さんが亡くなったばかりなので少々気が引けましたが、お言葉に甘えて歓待していただきました。

 21世紀えひめニューフロンティアグループは私が20年間に渡って代表を務め、その後大野さんにバトンをタッチしましたが、私の退職もあって再び私が代表となって3年が過ぎました。この日集まったのは10人ほどで、弓削島での会議の都合で少し送れて到着したため、先発隊はもう出来上がっていて賑やかな雰囲気で総会を進めました。総会といってもそんなに肩苦しいものではなく、事業報告も決算もすべて順調に承認され、事業計画と予算案は私の意向を伝えながらの協議承認となりました。

 25年も前に「今やれる青春」「一年一事業」「社会への揺さぶり」という3つのテーマを掲げて旗揚げしたボランティア団体ですが、既に「空かなふるさとを見る運動」、「ブーメランテーブル製作」、「無人島に挑む少年の集い」、「大野ヶ原モウーモウー塾」、「竪穴式住居語り部の集い」、「丸木舟瀬戸内海航海」、「10年で40回のフロンティア塾」、「今やれる青春記録本の発行」などなど社会をアッと言わせるようなプログラムを企画立案し実践してきましたが、最近は会員の加齢でその方向を転換し、人間牧場にツリーハウスを建設したり韓国研修旅行など、会員自らが楽しみながら進化する宝庫にシフトして今日を迎えているのです。

 総会で今年の目玉として世界遺産の旅を計画しました。熊野古道を巡りながら人生を考えようとするものです。日本にはこの他にも身近なところでは姫路城や広島原爆ドーム、それの宮島厳島神社などもあり、シリーズでこれらの世界遺産を訪ね歩き、人生を考える旅をしようということになりました。また人間牧場を使ったフロンティア塾も今年中に立ち上げる事になりました。私や田宮さん、河野さんに続いて今年は河上さん、来年は大野さんがそれぞれリタイアする予定で、これらのロートル組を進化させることは容易なことではありません。でも彼らを導くのは私であるとの自負心を持って今年も代表の私以下役員全員が留任となって目出度く総会を閉じました。

 私にとって21世紀えひめニューフロンティアグループの25年間に及ぶボランティア活動はいかなる存在であったか、ふと記憶を辿りながら考えてみました。一口で言えばまさに自分の青春そのものでもありました。窮屈な公務員という仕事を越えて、自分たちがやりたいことをやりたいだけやるフロンティアグループの活動は誰からも何処からも束縛されることもなく実践でき、とても魅力的で、情熱を燃やしたものです。成果も上げそれらは社会からも認められてきました。まさに社会への揺さぶりが出来たのです。

 昨日は飲むほどに酔うほどに夜が更けるほどに神妙になり、加齢でいつまで続けられるか真剣に考えました。せめて私が75歳までは続けようと話しましたが、財政的な支援していただいている関奉仕財団の支援もあり、青少年の健全育成という部分も外せないと思い、人間牧場で代表である私個人ですが様々な青少年健全育成活動を展開しています。これも来年度に引き継ぐ手はずも既に整って継続出来ているので今のところは一安心のようです。

 人は誰でも歳をとります。故に私たちのようなグループが社会貢献することもある意味では高齢化する現代社会で先進的な事例として注目されるのかも知れません。もう少しだけ背伸びをして、もう少しだけ重い荷物を背負ってもう少しだけ頑張ってみようと、布団の中にもぐる込んで頭を並べながら消え行く記憶の中で話し合いながら午前三時頃消灯の運びとなりました。

  「ロートルが ふた度息を 吹き返す 青春求め 進化し続け」

  「屋根(頭)痛み 屋根替えできぬ この身にて せめて背筋を しゃんと伸ばして」

  「気弱なる この人たちを 元気付け 導き進む 俺の仕事だ」

  「放っとけば 完全消滅 このメンバー せっかく生きて もっと楽しく」

 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○四国中央市川滝地区女性の集いに参加しました

 今朝は前の晩に今治市の旧友河上和夫さん宅に宿泊していたものですから、余り朝早く起きてガタガタするのも失礼と思い、家族の方が敷いてくれた布団の中で夜が明けるのを待ち、ご当主やご家族に挨拶もしないまま朝7時に河上さん宅をそっと抜け出して、勝手知ったる朝倉経由の道をクネクネ走って今治湯浦から高速に乗り、四国中央市までひたすら走りました。9時までに川滝公民館まで着かねばならないため「中年暴走族」どころか「初老暴走族」と言われそうな身分で法定速度ギリギリまで少々スピードを上げひた走りました。お陰様で川滝に着いたのは8時半、少々時間があるので、直ぐ側にある椿堂というお寺さんにお参りする事にしました。この日は日本列島全体がまるで冷蔵庫に入ったように冷え込んでいて、時折雪のちらつくあいにくの寒さで、椿堂は訪ねる人も殆どなくひっそりと静まりかえっていました。庭の寒椿が寒さに震えながらも一際美しく咲いて出迎えてくれたのは何よりも救いでした。



 今朝は少し縁起を担いで賽銭を115円投げ入れました。「100パーセント10分5円がありますように」との思いです。いつもの事ながら願い事はせず、ただ無心に両手を合わせて祈るだけなのです。参拝が終わった頃寒さに震えるように夫婦連れの参拝客が現れました。88ケ所参りをする途中で立ち寄ったとの事、これから土佐へ行くそうで、ちらつく雪を見て行く手の道路状況を案じたいたようです。

 女性の集いの会場となる川滝公民館は国道を挟んだ椿堂の直ぐ下にありました。カーナビのご厄介になるでもなく直ぐに見つかりましたが、この日公民館近くの国道は舗装のし直しのため、大きな工事作業車が轟音をたてて舗装を剥ぎ取っていました。「何も今日のような地元で催しをする日に限ってしなくても」と、お上のやる事に不満を感じつつ事務所へ入りました。入り口には既に受付も出来ていて、かなりの人が集まっていました。

 私に続いて井原市長さんが見えられました。市長さんは数日前の新聞で再選を目指して市長選に出馬を表明していて、まだ44歳と若いのですが、県会議員を経験して魅力ある政治家の階段を確実に登っているように見えました。

 やがて30分の開会セレモニーも終りいよいよ私の登場です。長閑な山村の川滝地区ですが、市長さんが自慢するほど盛況で、100人を超すほどの参加者が集まっていました。この日の演題は「女性が輝くときまちが輝く」でしたが、会場の年齢構成を見て、女性の集いといいながら余りまちづくりや活性化の話に特化しない方がいいとの判断から、世間一般の変化を話題を交え面白おかしく話させてもらいました。

 冒頭私を紹介した人が、ハーモニカで160曲吹けると紹介してくれたものですから、ついついその気になって最後はハーモニカの音色で閉めてしまいました。謝辞も身に余る光栄で、穴があったら入りたくなるような賛辞を送ってもらい、鳴り止まぬ拍手の中会場を後にしました。

 それにしても事務所の応接室でお茶受けに出された干し柿の美味しかったこと、早い旅立ちで朝食を取っていなかったためもあるのですが、思わず2個も食べてしまいました。普通は地元の菓子屋さんの饅頭などが並ぶのですが、今日の干し柿は粉吹きも抜群で、見た目も食べた味も申し分のない一級品で、出された少し濃い目のお茶に合っていました。

 素直な気持ちで干し柿を褒めたところ、作られた人がいて二パックもお土産にいただき嬉しい限りです。人をもてなすためには何もお金をかける必要はなく、このように真心のこもった手づくりはその土地や作り手の気持ちが伝わって、とても嬉しく感じました。

 若い公民館主事さんの爽やかさ、館長さんのさりげない気配り、そしてこの日司会をした宇和島出身で県連青年団副会長経験者の女性の思い出話などなど、今思い出しても心に残る舞台裏のエピソードでした。

  「旅先の 友人宅を 抜け出して 粉雪舞い散る 高速走る」

  「お茶受けに 出され干し柿 つまみ食い お茶にマッチし 気持ち落ち着く」

  「賽銭を はりこみ参る 寺の庭 寒の椿が 一際栄えて」

  「今日もまた いい人出会う 研修会 西に東に 動き回りて」  

 

[ この記事をシェアする ]