shin-1さんの日記

○野の花の美しさ

 ガーデニングブームで街中に花が溢れる平和な時代を迎えていますが、ガーデニングを楽しむ人は何故か作った花を自分の庭や塀で囲い込み、自分だけの内向きな花として鑑賞してる人が多いようです。かつて私は世界一の花の街といわれるニュージーランドクライストチャーチを海外派遣団の団長として訪ねたことがありますが、この街ではガーデニングが盛んなのですが、勿論家で花を楽しんでいますが、その花の一部を外向きにして街に暮らす人々にも見えるようにしている姿を見て、風土や人間性のの違いを思い知らされました。日本だと外向きに花を飾っていると、心無い人が植木鉢毎持って行く者もいて、中々うまくいかないのが実情のようです。

 今日は愛媛大学の講義日でそれ以外に夕方までスケジュールが空いているので、久しぶりに大根畑の大根を漬物用に引き抜いて水洗いし6本まとめてビニール紐で縛り、あらかじめ用意した竿に振り分けながら吊るして干しました。今年も大根は豊作で、仕事に出かける前に妻が抜くのは30本と言って出かけたので30本の大根を引き抜きました。葉っぱの緑、青首、土に埋まった白い肌など、まさに自然の芸術品とでもいえる大根が、晩秋の太陽と風に晒されている風情は田舎の長閑さを象徴しているようです。いつもの年だとおやじが全ての作業をやるのですが、足をひねって昨日病院へ連れて行ったばかりなので無理をさせれず、私の出番とあいなりました。

 3日前から一年収めの九州場所も始まり、いよいよ冬支度です。私が子どもの頃の昔は九州場所頃はもっと寒かったように思うのですが、今日の水仕事も全然冷たくもなくむしり爽やかな感じがするほどでした。

 流れる雲も穏やかでわが家の借景と思われる本尊山の周辺はハゼ紅葉やクヌギの木がようやく色づき始め、裏山には盛りを過ぎようとしているツワブキや野菊が名残の美しさを見せようとひっそりと咲いていました。野の花は派手さはないものの清楚でどこか気品に溢れています。一生懸命咲いているこれらの花は見られ愛でられることもなくやがては野に枯れる運命にあるのですから、せめて咲いている間でも愛でてやりたいものです。

 わが家の庭にも秋の気配が漂って、親父の作である裏庭の枯れ木や石に這わせたノキシノブが見事な紅葉を見せています。このノキシノブの紅葉が枯れて風に飛ばされ荒縄のようになったらいよいよ本格的な冬将軍がやって来るのです。

 それにしても見事でしょう。


  「野の花を 愛でる気持ちは 自由人 風流肴に 酒も飲めぬに」

  「大根の 緑と白の 色分けて 竿に吊るして しわ寄るを待つ」

  「ノキシノブ 紅葉に熟れて 彩りを そえつつ庭で 季節深まる」

  「この色を 亡き母見ては 褒めていた 俺の言葉を 誰が思いし」

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shin-1さんの日記

○横文字のメールに占領されそう

 コンピューターウイルスの話は聞いたことがあるけれど、この正体がどんなものであるかも知らぬままパソコンをいじっている私にとって、毎日新着メールを見るのは楽しい反面、新着メールに混じって訳の分らぬ横文字のメールが沢山届くようになって、その消去には正直閉口しています。横文字の意味が分れば呼んだり返事を書いたりも出来るのでしょうが、その能力さえも持たない私にとっては何とも不気味で、今はその全てを×印の画面で消去作業をしているのです。誰かに聞こうと思っても忘れたり、恥かしくて聞けないような雰囲気もあるのです。「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」という言葉が正しいのなら、仲間内に相談して教えを請うのもいいかも知れません。

 ひところ私のパソコンにエッチな写真や動画が沢山進入してきて、私のホームページを立ち上げてくれた大学に勤める娘婿に相談したところ、簡単な操作で一掃されたことを思えば、それも可能かもしれないと思い切って今日にでも彼にメールで相談したいと思っています。

 もう一つ、私宛に届く不可解な文章があります。その文章は「セレブな女性と交際して高収入を上げませんか」というメールです。文章の中には私の名前をしっかりと書き込んでいるので、メールに慣れていない時は普通だと、てっきり返事を出さなければならないと思うような文章なのです。でも読んでいくうちに変な誘いであるような気がして、これも×印の画面消去しているのです。男性が失敗するものには「酒と女と賭け事」という三つがあるのだと昔ある人から教わりました。体の都合で酒を断っている私にはもう酒で失敗することは殆ど100パーセントなくなりました。また賭け事も余り好きでない私には縁遠いものなのですが、それでも最近は遠のいたものの、スズメの涙ほどしかない退職金を当て込んでのことでしょうが、投資をしないかと盛んに先物取引や株取引の電話がかかってきたものです。でも金融広報委員会のアドバイザーを長きに渡って務める私にはその誘いも無縁で、きっぱりとお断りする心の準備が出来ているのです。

 さてもう一つの人生失敗の原因である女の件に関しては、男性の場合女に持てたいという願望があるため、少しの誘いで胸がときめくものなので、意外と失敗が多いようです。セクハラや携帯で女性の下半身を写真に撮ったり、出会い系サイトで知り合った女性と交際し、役職や人生までも棒に振った人の数は相当数に上っているようです。私に送られてくるメールも、多分私の公式ホームページを見てのアクセスになったのだろうと思われますが、何の連絡もせず無視しているにもかかわらず執拗に返事を求めてくるのです。

 男性が異性に興味を持つことは当然のことでしょうが、酒も賭け事も女も全て自分というもう一人の自分と向き合って無言で会話しながら決めて行動するのですから、目に見えないもうひとりの自分をいかに強い人間にするかが決め手のようです。そのためには日ごろの学びと心を強くする誘惑に負けない訓練こそ必要だと思うのです。

  今朝も20数件の横文字メールと女性に関する誘惑メールが2件届きました。いつもの如く全てを×印で消してブログを書き始めました。

  「世の中は よっぽど暇な 人ありて 俺にメールを 送り続ける」

  「いい人が いるとメールが 誘ってる 俺は強いぞ 女妻だけ」

  「×印 マウスで処理し 始めるが 無駄なことだね パソコン音痴」

  「誘い手に うっかり乗ると 火傷する そんな歳など とっくに過ぎた」


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