○いらなくなったパソコンの行方
「何と勿体無い」、数年前だったら誰もが思うでしょうがパソコンは今や使い捨ての時代となりました。私は地元の自治会長をしていますので、毎月一回不燃ごみの回収をやりますが、あれほど徹底をしたつもりでも、何処から誰が出すのかパソコン類が出てきます。その都度放送して厳しく言うのですが一向に改まらないのです。結局は不法投棄ということで高いお金を出して処分するのですがこれがまた手続きが面倒くさくて、捨てる人の気持ちも理解できるのです。
私の家にも息子が使っていて使われなくなったパソコンが納屋の隅に堂々と陣取っています。早く処分をしたいのですが、電気屋さんや役場や郵便局へ処分方法を相談に行きましたが結局はたらい回しでメーカーへ連絡するよう指導され、面倒くさくなってそのままになっているという算段です。正月までには何とかしたいと思うのですが、不燃ごみに出された人のパソコンを処分して自分のパソコンが処分できない逆ザヤに少々うんざりしているところです。
昨日海岸を掃除していたら何と海岸にパソコンが漂着していました。メーカーは中国製のようでしたが、遠い中国から流れてくるはずはなく、誰かが捨てたのだろうとお見受けしました。
昨日テレビで、こうした電子ゴミが実は大きな倉庫に集められ、海外市場へどんどん流れているという現場が放映されました。その人たちはゴミ同然で買い取り修理して使用可能とし、外国のバイヤーが群がるように買って自国へ送るのだそうです。この姿を見て日本もいよいよ使い捨てで破滅の一歩をたどっていると思いました。
東京の電気店などへ行くと新品から中古品まで様々なパソコンが所狭しと並べられ、あの手この手の客引きがマイク片手にお客の財布を開けさせようと懸命です。
私もパソコンが欲しいのですが今は人間牧場に集中し余分な資金はないので諦めています。
「パソコンの中は一体どうなっていじり分からず結局パー」
「高かったパソコン今は電子ゴミ引き取る人なく雨に打たれて」
「パソコンで家計簿つけてるおばあちゃん飛んでいますがあなたの余命は」
「パソコンの一つも使えぬ課長さん古いパソコン同じ価値しか」