shin-1さんの日記

ツリーハウスを作りたい

 わが愛媛県出身の作家にノーベル文学賞を受賞した大江健三郎さんがいます。大江文学は難度の高い作品が多く、私のような凡人には中々理解し難いのですが、同じ本を何度も読み返していると、段々分かってくるから不思議です。でもやっぱり他の本に比べると頭が休まるどころか、頭が痛くなります。

 そんな中で一番好きな本は「自分の木の下で」という作品です。特に奥様大江ゆかりさんの挿絵が素晴らしく、空想と現実を結び付けてくれます。

 本の中に出てくる「本を読む木の家」は、子供の頃に経験したことだけに特に気に入って、いつか自分も「本を読む木の家」つまり「ツリーハウス」を作りたいと思っています。

 「人間牧場」には樹齢200年のヤマモモの木があるのですが、根元の近くに道祖神のような祠が祭ってあり、恐れ多くてバチでも当っては大変と近寄りがたく思っています。「人間牧場」の敷地内にはみかん畑当時の防風林に使っていた杉の木が何本か生き残って枝を張っています。根元や枝分かれの面白さがあるので、この杉の木を使って「ツリーハウス」を作り、畳一畳の狭いハウスで、思いっきり本を読んで見たいと思っています。

 そんな考えを察してか息子が「ツリーハウス」の本を一冊プレゼントしてくれました。楽しく読んで夢を膨らませています。

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shin-1さんの日記

○「人間牧場」に電気が灯る

 今日「人間牧場」に電気が引かれ始めて文明の灯が灯りました。

 最初はランプ生活でもしようかと思ってわざわざ骨董屋を訪ねランプを三つ用意をして始めたのですが、息子の意見を取り入れて電気を引くことを決意しました。四国電力さんは100メートルもの距離を電柱を一本立てて電線を引き込んでくれました。しかもその工事費はタダだそうで、感謝感謝です。四国電力さんにしてみれば大きな投資だと思いますので、せいぜい電気を使いたいと一瞬思いましたが、懐具合もあるのでなるべく節電につとめたいと想います。お許しください。

 親戚の電気屋さんが工事をした後テストをしました、昼間のテストでしたので明るさはそれほど感じませんでしたが、設計士の息子が考えたのですから、とにかく電器の数がやたらと多いです。漁師さんが沖合いから船で見ると、まるで不夜城って感じではないかと思われます。息子は畳一畳ほどの囲炉裏の上に自作秘策の排煙装置を作る計画だそうですが、一事が万事現代的なテーマを追求する息子と、古風民芸調をテーマにしたい私とは所詮水と油の関係でしょう。いつも「お父さんは古い」という枕詞を浴びせられますが、金を出すオーナーの強みで多少私に歩み寄ってくるものの、未だにその穴は埋められません。

 それにしても電気はエジソンが発明したそうですが素晴らしいものだと実感しました。

 「人間牧場」ワクワク・ドキドキ・ジーンがまた増えそうです。

 

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