人間牧場

〇毎日煮干しを食べています

 私たち夫婦が毎日使っている食卓の上には、色々な食べ物が置かれています。梅干しやらっきょう、この時期だと妻が使った漬物風ユズ大根などなど、手を伸ばせばご飯のお供になるものばかりです。その姿を見て息子は年寄り臭いといいます。そういえば亡くなった父母や祖父の使っていた食卓も同じような雰囲気だったと思い出し、自分たち夫婦もいつの間にか年寄りの暮らしになっていると苦笑いするのです。

毎日食べているかえりと呼ばれる小羽の煮干し

私たちの食卓にはそれ以外に黒ニンニクやきな粉、煮干しがタッパーに入れられ置かれていて、黒ニンニクは毎日ひと片づつ、きな粉は焼いたお餅につけて食べていますが、かえりと呼ばれる小さい煮干しは朝昼晩の食事時、カルシュウムの補給源として4~5匹ずつ食べています。双海町には江戸時代から続いている共栄網というイワシを獲り、煮干しに加工する組合があって、良質な煮干しは〇共のブランドで売られています。

 かつて双海町時代、町内の保育園・小学校・中学校では煮干し給食と言って、カルシュウムを補給するため、毎日3匹の煮干しが給食として出されていました。効果があったかなかったか評価発表はありませんでしたが、煮干しが不足気味なカルシュウムを補い子どもたちの健康増進に大いに役立ったと思われています。もともと煮干しは出汁を取るためのものですが、最近は顆粒状の出汁の素などお手軽な使いやすい商品が開発され、煮干しで出汁を取る家庭が少なくなったため、煮干しの売り上げは右肩下がりで苦戦しているようです。

 骨粗鬆症などと病院で診断を受け、薬の投与治療をしている人は結構多いようですが、特に高齢者は加齢とともに骨ももろくなる傾向にあるので、せめて毎日おやつ代わりに煮干しを食べたら、自分の健康は勿論のこと、煮干しを作っている漁師さんも助かるのにと思いながら、今朝も10匹余りつまんで食べました。

「食卓の 上にあれこれ 食べ物が 年寄り臭いと 息子に言われ」

「そういえば 父母や祖父母も 同じよう だったと昔 思い出しつつ」

「食卓の 上に置かれた 煮干し入れ 毎日毎食 つまんで食べる」

「骨粗鬆 薬で治療 するもよし 私は煮干し 加えて牛乳」

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