人間牧場

〇同じ風景でも・・・

 昨日は息子が今度の日曜日、伊予市の商店街で門松講座を開くため、梅の小枝が欲しいというので、人間牧場の梅園に出かけ、剪定ハサミで頃合いな小枝を50本ほど摘み取りました。季節の移ろいは早いもので、この間葉っぱを落した梅の木は、既に花芽を沢山つけていて、年明けには開花する程成長しているようです。

 門松には松竹梅のお目出度いとされる木や竹が使われますが、最近は門松事情も随分様変わりして、しめ縄飾りや門松など古いしきたりだと見向きもしない人が増えているようです。特にかつては正月ともなるとしめ縄飾りを着けた車が沢山走っていましたが、今は殆ど見なくなり、日本古来の正月祝いも随分様変わりしました。

昨日の豊田漁港風景
暑かった夏の頃の豊田漁港の風景

梅の小枝を確保しての帰り道、港の見える丘に立寄り、草刈り機や剪定鋸で少し農作業をしました。暑かった頃の汗をかきながらの伐開作業も遠い思い出となりつつありますが、豊田漁港の見える風景を確保したことが何よりも嬉しく、咲き始めた水仙の花と一緒に柔らかい草の上に座り、のどを潤すみかんを食べながら、一人のんびり風景を愛でました。夏の抜けるような青い海と空の風景に比べ、冬のこの時期は寒さを思わせる色に変わっていましたが、これも又良しの風景でした。

「門松の 講習すると 言う息子 梅の小枝を 調達頼まれ」

「季は移り 早くも梅の 小枝には 花芽がついて 春の準備が」

「お気に入り 豊田漁港の 見える丘 草上座り ゆっくり眺め」

「夏と冬 同じ場所だが 色風景 夏と冬では 趣き違う」

 

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