人間牧場

〇しめ縄用の藁

 時の流れは早いもので、一週間前までは暑い暑いと思っていたのに今朝はかなり冷え込んで、5時30分に自宅を出て毎日恒例のウォーキングに出かけましたが、降って歩く手先が冷たく感じられ、そろそろ手袋も用意して歩かねばと思うほどでした。

天日干しする稲藁

 一昨日親友の西岡さんがトラックに積んで藁を持って来てくれました。「えっ?もうそんな時期」と思いましたが、この藁は西岡さんが作っているモチ米の新ワラで、わが家ではこの新藁を使って正月の注連飾りを作るのです。「えっ?正月?」と思うでしょうが、カレンダーをめくると後77日すればお正月ですから驚くことはないのです。

 2週間もすれば年賀状の発売が話題になるなど、これから深まりゆく秋とともに、何となく慌ただしい日々が続くようです。ところで最近は、コンバインの普及で刈り取りながら藁は刻まれて畑に返されたり焼かれたりするので、藁が手に入りにくくなりました。幸いなことに少し手間をかけて藁を確保してもらっているのです。

藁の少し大きな束をビニール紐できつく縛り、畑の隅の防護ネット柵に半分に割って干しました。青味を残すため陰干しを4~5日行い一旦倉庫に収納し、年末のよき日を選んで正月用の注連縄づくりをするのです。子どもの頃親父に教わった風習ですが、これからも続けたいと思っています。

「一週間 前まで暑い 思ってた 今朝は冷え込み 手先かじかむ」

「稲藁が 届いてそんな 時を知る 77日 すれば正月」

「畑隅 生の稲藁 防護柵 二つに割って 天日乾燥」

「この藁で 注連縄作る わが仕事 今年も元気で 神棚供え」 

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