人間牧場

〇旧中山町を訪ねる

 昨日は金融広報アドバイザーをしているので、金融広報委員会の要請で担当している内子町立天神小学校へ学校訪問に出かけました。旧中山町を通る道すがら、明日に迫った息子が関わっている酒蔵映画祭の現場を見たり、店主である玉井さんにごあいさつをしようと思い立ち寄りました。お昼時だったので運よく玉井さん本人が在宅で、会場となる酒蔵に案内してもらいました。古い酒蔵や見事な古民家を見せてもらいましたが、「映画二宮金治郎」の前夜祭は今晩、明日から2日間は酒蔵で映画祭が行われます。私も妻や友人を誘い映画を見に出かける予定です。

玉井酒店の立派な古民家

映画会が行われる予定の酒蔵

 玉井酒店の3軒ほど隣に、かつて青年団活動を一緒にやった石丸さんがいるので訪ねてみました。石丸さんは運送業をするかたわら議員もしていましたが、2年前に家業を廃業したようで奥さんとつつましく暮らしているようで、玄関先に座って短い時間ながら旧交を温め合いました。幾つになっても若い頃の思い出はいいものです。またいつの日かかつての仲間と出会いたいものだと思いながらお暇しました。

 旧中山町も私の町と同じように、人口が減り続けています。町の中心にある中山高校も生徒数の減少で廃校となり、また文化活動の中心だった文化ホールも耐震基準に満たないという理由で、一億円をかけて取り壊し作業が行われている最中で、どこか寂しい秋風を感じました。日本は厳しい人口減少時代を迎えています。とりわけ私たちの住んでいるような田舎は過疎の波をもろに受け、子どもの数も少ない高齢者の多い中で、招来への不安を抱えながら人々は暮らしています。焼け石に水かも知れませんが、映画会にかけるかつて青年団活動を共にした人たちの意気込み感じつつ、中山を後にしました。今日・明日・明後日の映画にまつわる行事が盛会でありますように・・・。

「道すがら 息子関わる 映画祭 会場となる 酒蔵訪ねる」

「古民家や 酒蔵立派 これ生かす 手立てはないか 息子ら中々」

「田舎町 少子高齢 過疎の波 人の気配も どこか秋風」

「高校も 廃校となり 文化ホール 1億かけて 取り壊し中」

 

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