人間牧場

〇新米と古米

 毎年この時期になると、毎日食べているお米に新米と古米が入り混じっています。私たち夫婦の朝食はパン食なので、一日に2合程度のご飯を電気釜で炊き、昼と夜に分けて食べています。幾ら味に鈍感な私でも、新米と古米の違いを舌は食べ分けていますが、先日親友の西岡さんが「新米が取れたから」と一袋届けてくれました。早速妻は「秋田こまち」という銘柄の新米ご飯を、少し水を引いて炊いてくれましたが、輝く真っ白いご飯はとても美味しく、その味を満喫しました。古米もまだ残っているので食べ切らなければならず、当分は古米も食べなければなりません。

届いた新米「秋田こまち」

 一昨日外出した帰りに、懇意にしている水口種苗店に立寄り、「古米ですよ」と念を押されたもち米を、2袋もいただいて帰りました。私がお餅が大好きなことを知ってのプレゼントなので、ご厚意に甘えましたが、早速精米して餅に加工して楽しみたいと思っています。西岡さんから頂いた新米と言い、水口さんから頂いた古米と言い、日本人の主食であるお米を、存分にいただける幸せを噛み締めていますが、戦後の食糧難の時代に腹をすかせた少年だったことを思えば、何と言う幸せなことでしょう。何気ないことながら感謝せずにはいられない豊かさです。

「新米」という言葉はその年に取れたお米のことを言いますが、色々な仕事に就いて経験に乏しい人のことも「新米」と呼んでいます。私も35年間勤めた役場では、4回の人事異動を経験しましたが、その度に「新米」となり不安な日々を過ごしました。その内次の人事異動で「新米」が来れば、分かったような顔をして少しだけ先輩面の胸を張り、「新米」の人と接してきました。私はお米の呼び方を引用すれば、もう完全に「古々々々・・・・・・米」です。分をわきまえることを「分度」と言います。これからは自分の分度をしっかりわきまえて生きて行きたいと思っています。

「友人が 新米どっさり 一袋 届けてくれて 早速ご賞味」

「新米と 古米入交る ご飯食べ 元気に毎日 過ごしています」

「新しい 仕事赴く 人のこと 新米という 私は古々米」

「古々米の 分度わきまえ 生きようと ご飯食べつつ 朝晩思う」

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇昨日は忙しい一日でした

昨日は午前中、松山市上野町にある愛媛県生涯学習センターで開催されたコミュニテースクール推進フォーラムに参加しました。ホールには300人程の人が集まっていて、CSマイスターの西村先生や愛大教授の遠藤先生等顔見知りの人たちがステージで熱心な議論を戦わせていました。

フォーラムが終わった後、センターに入っている県公連の事務局を訪ね、近藤事務局長さんと間近に迫った公民館大会について打ち合わせを行いました。午後からは同じ生涯学習センターの3階会議室で、私が代表を務める地域教育実践ネットワークえひめの定例会が行われ、12月に国立大洲青少年交流の家で行われる予定の第12回地域教育実践交流集会について、詰めの協議を行いました。

実践交流集会のパンフレットも既に印刷され、目標の320人の参加者確保に向けて動き出し始めました。是非ご参加を・・・。

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇多くなった葬儀への参列

 私は若い頃青年団活動をしていました。また病気にかかったのを機に転職して役場に入庁し、公民館に勤務したこともあって、結婚式や披露宴には指折り数えきれないほど参加しています。結婚披露宴の司会は何と375回もやっているのですから驚くほかありません。しかし年齢を重ねるにつれて結婚披露宴との関りが少なくなり、今では皆無といったところです。ところが60歳の定年を過ぎた頃から、世にいう少子高齢化社会の影響でしょうか、結婚に変わって葬儀への参列がやたらと多くなり始めました。わが家だけでも母・祖母・親父、妻の実家では義母・義父・義兄・義姉、叔父・叔母など、数えきれないほどの縁者を他界へ見送りました。田舎は他人との付き合いも広くて深く、自分の親父やおふくろの葬儀に参列してもらったお返しも、長男である私の努めなので、訃報を聞く度に香典を用意しせっせと出かけています。昨日は新聞のお悔やみ欄で見つけた、西予市明浜に住む親友のお母さんの葬儀に参列しました。仏式葬儀が多い中、昨日の葬儀は神式で厳かに行われ、昔交遊のあった市長さんや親しい人とも久しぶりに出会い、会話を交わすことができました。最近はセレモニーホールを使ったり家族葬形式の葬儀が増えていますが、自分につながる人たちも自分と同じように高齢期を迎えている人が多く、今後益々葬儀への参列が多くなるものと思われますが、心して参列したいと思っています。

「若い頃 やたらと結婚 披露宴 多かったけど 今は葬式」

「毎週の ように葬式 あり過ぎて 喪服一番 出やすい場所に」

「新聞の お悔やみ欄で 訃報知る 遠く離れて いても行かねば」

「仏式が 圧倒的に 多いけど 神式あって 玉ぐし忍び手」 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇私は間もなく後期高齢者

 先日市役所から封書で保険証カードが送られてきました。75回目の誕生日が近づいているので予想はしていましたが、自分自身では気力的に「まだ若い」と思っているだけに、「ついにこの日が来たか!!

」と、あと一週間で後期高齢者となるであろう現実に納得の手合いでした。

私がこれまで高齢という年齢を意識したのは還暦の60歳、世にいう高齢者の仲間入りをした65歳、古希となって同級会をした70歳と3回ありますが、いずれの関門も無事潜り抜けて生きてこれたのは、勿論家族や地域の方々のお陰ながら、「1・10・100・1000・10000」という、ささやかなことの積み重ねでもあるのです。1日に1回糞をひり、1日に10人以上の人に出会って会話を交わし、1日に100文字以上肉筆の文字を書き、1日に1000文字以上の文字を読み、1日に10000歩を目指して歩くという、誰にでもできるある意味低次元な目標を掲げ、60歳から積み重ねてきました。

 多分後期高齢者になっても、このささやかな目標だけは毎日心に決めて実行しようと思っているので、目に見えず分からぬ自分の人生の終わりの日まで、さりげなくやろうと心に決めています。保険証カードを受取って気づいたのですが、カードに書かれた「1割」が本当だと、10月3日の誕生日から私の医療費負担が2割から1割になるのです。2割と1割は大きな違いで、負担が半分になるのですからこの上ない幸運としか言いようがありません。

だからといって病気になる必要はありませんが、国や県、市町村の財政事情を考えれば、できるだけ病院に行かないよう日々の暮らしに注意をしなかればなりません。後期高齢者を「恒輝高齢者「」と変換ミスさせ、健康で笑いの絶えない元気なお年寄りでありたいと願っています。そのためには私の食をつかさどる妻の協力は欠かせません。頼みます。

「ついに来た 誕生日から 高齢者 しかも後期と 冠まで付き」

「後期は 好機だ 医療費が 1割になる 少し嬉しい」

「後期文字 恒輝と変換 ミスしよう 1に拘り 日々積み重ね」

「暴飲と 暴食止めて 腹八分 悩み少なく 拳拳服膺」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇次男主催の敬老会

地元の区長として敬老会を主催したことや、敬老会に招かれてお話をしたことは何度かかりますが、敬老会に招待者として参加したことはまだ一度もないのに、先日松山に住む次男息子夫婦が、敬老の日が過ぎたというのに、遅ればせながら敬老会をしてくれるというので、私たち夫婦と次男嫁の親夫婦の合計4人が招待に甘んじることになり、中華飯店大岩というレストランへ出かけました。何度か訪ねたことのあるレストランでお喋りをしながら、次々運ばれてくる美味しい料理に舌鼓を打ちました。久し振りに若嫁のご両親とも親しく会話を重ねましたが、話題の大半は同席した2歳半になろうとしている、成長著しい孫娘花菜のことで、4人とも孫娘の笑顔や仕草にすっかり元気をいただきました。少し若い次男嫁のお母さんも間もなく70歳ラインに到達で、私と妻、次男嫁のお父さんの3人は既に古希を過ぎています。4人とも今は元気に過ごしていて、長寿は喜ばしいことですが、息子たちに迷惑をかけないような老後を穏やかに過ごしたいものだと健康を誓いあいました。多分無理かも知れませんが、孫娘花菜が大人になるのを見届けたいとの、4人の一致した意見でした。

次男夫婦主催の敬老会
記念写真を撮りました
孫娘も出席
いっちょ前にリュックを背負ってハイポーズ

「敬老会 次男夫婦に 招かれて 中華飯店 テーブル囲む」

「自分では 高齢者だとは 思わない 世間じゃ年寄り 自覚をせねば」

「敬老会 話題は同席 孫娘 日に日に成長 著しくて」

「これからも 迷惑かけぬ 老人に なろうと誓う 秋のひと時」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇昨日の愛媛新聞朝刊地方欄

 昨日の愛媛新聞朝刊地方欄に、一週間前まで一週間にわたって行った通学合宿「夕焼け村」の様子が大きく取り上げられました。「自立心育てる通学合宿」「伊予・双海「夕焼け村」「地域に支えられて20回」「洗濯・掃除自分たちで」「卒業生も運営協力」と幾つかの小見出しが書かれていましたが、取材に訪れた新聞記者さんは、「さすがよく観察しているなあ「」と実感しました。

20周年を迎えた通学合宿夕焼け村の新聞記事

 昨日は親友の松本さんがface bookに早々とアップして紹介してくれたので、知人友人から電話やメールを沢山いただきました。今年から担当の公民館主事も隅田さんから出海さんに替りましたが、上手くバトンも渡されてこの上ない喜びです。この上は20周年反省会でいただいた沢山のご意見に真摯に耳を傾け、気を引き締めてしっかり取り組んで行きたいと思いました。

 20周年を記念して埋めたタイムカプセルには、子どもたちが「10年後の自分へ手紙」を書きました。傍に植えた2本のオリーブの木も順調に育って欲しいと願っています。さて10年後、私は一体どんな人生を歩んでいるのでしょうか?。願わくば「健康で「」と思っていますが、健康は人間が自分に贈る最高のプレゼントなので、しっかりと一日一日を積み重ねて行きたいと思っています。

「昨日朝 地元新聞 地方欄 大きく載って 電話やメール」

「記録され 記憶装置に インプット 新聞記事は 役立つ情報」

「とりあえず 20回終えて ホッとする また新しい 歴史始まる」

「20年後 私はどうして いるだろう? 85歳か? とにかく元気で」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇短い脚が足長おじさんになりました

 昨日の夕方、秋分の日の夕日夕焼けを見にシーサイド公園に出かけました。階段式護岸から砂浜に降りて写真を撮っていると、砂浜に自分の影が長く伸びていました。私は純日本人と思われる短足型ですが、砂浜に映った影は、石原裕次郎どころではなく、まるで足長おじさんのようでした。

 シーサイド公園のレンガを張った450mの遊歩道のあちこちには、「夕焼こやけ」や「ぎんぎんぎらぎら」など、夕日にまつわる童謡を楽譜と一緒に分厚い石板に刻んで、童謡の小路と名付けていますが、最近の人は童謡すら知らない人が多く、立ち止まって見たり口ずさんだりする人も少なくなりました。

恋人岬のモニュメントには、「夕焼こやけの赤とんぼ」の歌詞と、上の穴を指差す少年や赤とんぼが2匹刻まれています。100m向こうのガス灯風街灯の近くには、「追われてみたのはいつの日か」と刻まれていて、秋分の日に下の句と上の句を重ねるここから見ると、夕日が穴にスッポリ入るのです。物語は続きます。

「短足と 自認の私 いつの間に 裕次郎より 足長になる」

「秋分の 日にシーサイド 散策し 自作物語 反芻しながら」

「童謡を 知る人少なく なりにけり 少し寂しく ハーモニカ吹く」

「シーサイド 公園いっぱい 物語 そろそろ発掘 忘れぬうちに」

 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇公民館研究大会の事前打ち合わせ


お好み焼き屋にて学生さんと事前打ち合わせ

来月24日に迫った愛媛県公民館研究大会の、メインであるインタビューダイアローグのインタビュアーを昨年に引き続き担当することになっているので、相手の都合で9月3日に積み残していた打ち合わせのため、担当の中尾先生と二人で東雲大学の学生さんを訪ねました。その学生山崎さんは松山市和気付近に住んでいるので近くのお好み焼き屋で昼食を兼ねた打ち合わせとなりました。焼そばの入った広島風お好み焼きはとても美味しく、打ち合わせの話も弾み、3人の登壇者と2人の質問者との打ち合わせも終わり何とか事前準備もできました。私はこれまで何十回となく討論会の司会やコーディネーター、ファシリテーターをやって来ましたが、事前打ち合わせにこれほど熱を入れたことはなく、この勢いを持続して、3年計画で来年の全国大会まで繋いで行きたいと思っています。

「手抜せず 心を込めて 役割を 当たす覚悟で 打ち合わせする」

「広島風 お好み焼きを 食べながら 女子学生と 色々話す」

「50歳 以上離れた 年齢差 いかんともせぬ ギャップどうする」

「さあできた これで何とか 90分 熱い議論が できそな予感」 

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇秋の花風情を楽しむ

 前々日まで残暑が厳しかったのに昨日の朝は一転、長袖シャツでさえ少し肌寒さを感じるほど気温が下がりいよいよ秋本番で、これから暫らくは毎日一万歩を目指しているウォーキングも、汗をかくこともなく、快適にやれそうです。

ススキ
クズの花
ツユクサ
イタドリの花
オシロイバナ
子どもの頃よく遊んだオシロイバナ

ウォーキングの途中道端に目をやると、ススキやイタドリ、ツユクサ、オシロイバナなどの花々が今を盛りと咲いています。特にピンクや黄色の花を咲かせているオシロイバナは、江戸時代に南米から渡来した帰化植物ながら、今では堂々とわが物顔に咲いています。

 オシロイバナは小さなラッパ状の花を無数につけますが、子どもの頃はこの花を摘んで、花の根元を引っ張り出し、友だちとひっかけ合いして、どちらが残るかという他愛ない遊びを楽しんだことを思い出しました。私たちはカズラという名前で呼んでいる野山にはびこる厄介者のクズも、濃い紫で秋の七草に数えられていますが、クズの根から精製したデンプン質で作る葛餅は、お茶請けにして食べると最高です。

 日一日と深まる秋は実りの季節で、既に店頭には極早生の青切りみかんが並び始めました。私はまだ酸っぱいながら香りのいいこの時期のみかんが大好きで、早速直売所の店頭で買い求め、家族みんなで美味しくいただきました。

色づき始めた極早生みかん
買い求めた小袋入りの青切りみかん

「暑かった 温度一転 昨朝は 長袖欲しい 秋を感じる」

「ウォーキング 道端あちこち 野の花が 咲いて思わず 立ち止まって見る」

「帰化したが 今は堂々 野の花に オシロイバナで 遊んだ記憶」

「直売所 店頭早くも 極早生の みかんが並び 買い求め帰る」

[ この記事をシェアする ]

人間牧場

〇台風17号が北上中

 今日から始まる3連休は、九州の南海上を北上中の台風17号の影響を受け、どうやら雨の洗礼を受けそうです。秋分の日前後は運動会や屋外イベントのシーズンなので、関わる人たちは「やる、やらない」で気を揉んでいるに違いありません。

私がこの時期一番気にしているのは、台風がもたらす強風で、折角芽が出て伸び始めた冬野菜を根こそぎ吹き飛ばされることです。千葉県のように長引く停電や吹き飛ばされた屋根を覆ったブルーシートが、吹き飛ばされるかも知れないという心配などから思えば、他愛のないことですが、それでも小は小なりの悩みです。

昨年から見ると約一週間遅れて、裏庭にやっと咲いた真っ赤な彼岸花も、茎が長いので風に弱そうで、これまた多少気がかりです。毎年作彼岸花を見て思うのですが、まるで花火のように咲く彼岸花の何と美しいことでしょう。自然とは言いながらこれほど綺麗な造形美は神秘的とさえ思うほどです。

今年も見事に咲いた彼岸花
台風17号が接近しています

昨日は彼岸の入り、23日は彼岸の中日、26日は彼岸明けです。 あっという間に咲き、あっという間に萎れてしまう彼岸花は、私たちに先祖のお墓参りに行くよう知らせるために咲いたのかも知れないと思いました。早速今日にでもシキビと線香を持ってお墓参りに出かけたいと思います。

「17号 台風只今 北上中 大型ゆえに 強風気になる」

「台風の 被害に遭った 家々は 台風行方 夜も眠れず」

「彼岸花 今年も裏庭 ひっそりと お墓へ行くよう 諭しているよう」

「彼岸花 綺麗な姿 座り込み 見とれ思わず 写真に収め」

 

[ この記事をシェアする ]