人間牧場

〇ナイトウォークとドラム缶風呂(その3)

 防災キャンプの楽しみはナイトウォークです。雨が降っていたので、ビニールのゴミ袋を使って頭巾風の雨合羽を作りました。これが中々優れもののファッションで、子どもたちには大人気でした。

ビニール袋を使った雨合羽づくり講習会
自作雨合羽を着てご満悦の子ども
雨合羽を着て豊田漁港まで歩いたナイトウォーク

あれほど激しく降っていた雨も、ナイトウォークに出かける頃には幸運にも止んで、暗がりの道をみんな一列に並んで、豊田漁港まで懐中電灯を片手に、ワイワイ賑やかに話しながら歩きました。事前に踏査し計画していた外防波堤灯台までは雨に濡れて危険なため、豊田漁港広場から途中で引き返しましたが、自然災害は夜間にやって来ることもあり、増水した豊田川の横や交通量の多い国道の横断歩道を緊張感を持って横切るなど、とてもいい避難訓練経験となりました。

 中尾先生、灘岡先生、佐藤先生、宇津先生たちも駆けつけて、食事の準備の合間を縫って、防災キャンプ名物のドラム缶風呂二つに、雨の中火を焚いてお湯を沸かしてくれました。水着に着替えた子どもたちは、キャーキャー言いながら水着姿で風呂に入り、「いい湯だな~」とVサインしながら「チョ~気持ちいい」を連発していました。

夜は自分たちで作った段ボールの家の中で寝静まった頃を見計らって、私は会場を後にして自宅に戻りましたが、明くる朝目覚めの頃に会場に戻って子どもたちに「眠れたかい」と話を聞くと、夜中に段ボールハウスの天井が落ちたりするハプニング騒ぎもあったようです。それでもみんな元気で朝を迎えていました。

「ビニ袋 使ってファッション 雨合羽 これが中々 子ども気に入る」

「雨の中 懐中電灯 照らしつつ 川沿いの道 ナイトウォーク賑やか」

「名物の ドラム缶風呂 順番に 入浴みんな チョー気持ちよく」

「雨音を 聞きつ段ボール ハウスにて 一夜を過ごす これもまた楽し」

 

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