人間牧場

〇大雨の中での雨どい掃除

 15年前、退職を機に長年の夢であった人間牧場を造りました。以来15年間人間牧場は私の日々の暮らしの中にすっかり溶け込んで、暇さえあれば出かけてあれやこれややっていますが、初老期を迎えた私には、特に草刈りなどの重労働は少々重荷のような感じもしていますが、人を迎えるためにはやらなければならず、「楽しく」をモットーにとりあえずやっています。

表ばかりに目が向いて、裏上雨どい気づかず失態

 人間牧場も夢に描いていた目論見通り一応整備を終えていますが、15年もすると木製ゆえに少々ガタが来ているところもあり、計画通り備蓄している資金も少しできたので、そろそろ手直しをしたいと思っています。昨日大洲市田処へ行った帰りに雨の中で人間牧場へ見回りに立ち寄りました。水平線の家を見上げると雨どいが詰まっているのか、かなり激しい雨が溢れてまるで滝のような状態でした。

 早速用意していた雨合羽を着て麦わら帽子を被り、脚立を立ててよじ登り、雨どいの掃除を始めましたが、雨で足を滑らせると大怪我をするので、慎重に注意をしながら、かまど小屋の屋上まで丹念にゴミを取り除きました。これまでは周辺の草刈りや、室内のワックス掛け掃除などに目と心を奪われて、屋根や雨どいまで掃除しなかったことを悔やみましたが後の祭りでした。

 昨晩伊予市街活性化のイベントに参加していた息子が帰って来たので、昨日あった出来事を話し、これから先息子にそれらのメンテナンスに注意するよう頼みました。あれやこれやと夢を持って造ることはしますが、それを劣化させることなく保持し続けることは、労働力や資金力も含めて容易なことではありません。息子の重荷にならぬようどうするのか、考えさせられた大雨の中の雨どい掃除の一幕でした。

「立ち寄った 人間牧場 大雨で 雨どい詰まり 水浸し模様」

「雨合羽 麦わら帽子の 出で立ちで 脚立を立てて 慎重作業」

「この施設 早くも年月 15年 あちらこちらに ほころび見えて」

「わが息子 これらの施設 守るには それ相応の 覚悟必要」

 

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