人間牧場

〇美しく老いる10訓(その6)

⑥老いていちばん幸せなことは健康で三度の飯の美味いことである

 私たち夫婦には子どもが4人いますが、大きくなってそれぞれ独立しています。今は息子家族4人と同じ屋根の下で暮らしているものの、同居する時年齢的に食の好みの違う息子たちと、食べることで気を使ったりいさかいのないよう、私たちが使っていた広いダイニングキッチンをリフォームして明け渡し、私たちは祖母が使っていた小さなダイニングキッチンを改造して、毎日の食事は私たち夫婦2人です。

 ゆえに、朝はリンキャベ若しくはスムージーとパン、昼と夜はご飯と妻手作りのおかずを食べています。私は外食と肉が余り好きでないため、副食のおかずは家の横の家庭菜園で、私が無農薬で作った野菜と魚を中心に献立してもらい、何不自由なく3度3度の食事を、ダイニングから見える外庭の景色を眺めながら、毎日二人で楽しんでいます。妻は料理が上手で、電子レンジでチンするような料理は殆どなく、だからでしょうか、二人ともすこぶる体調もよく毎日を過ごしています。

健康の源は快食・快眠・快便と言われていますが、とりわけ食事は大事で、台所の椅子に座れば美味しい三度の飯にありつける幸せを噛み締めていますが、こんなありふれた幸せがこれからもず~っと続くことを願っています。時々妻が作った料理が息子家族へ、若嫁が作った料理が私たち夫婦へ、まるで隣近所のようにお裾分けされるのも楽しみで、若嫁も毎日得意な手料理で家族の健康を守っています。

畑で採れた野菜も、漁師さんから時折いただくお魚も、若嫁に分配してやりますが、先日磯から採集して茹でたヒジキも、妻は煮物に、若嫁は玉ネギのスライスと和えてドレッシングでサラダ風にして物々交換し、その味を楽しみました。今朝も間もなく妻が「ご飯ですよ~」と、私の書斎へ呼びにやって来ます。今朝はいただいたみかんを生ジュースに絞り、呑みながらパンを食べます。勿論リンゴとキャベツ、通称リンキャベを添えて・・・・・。

「老いてなお 幸せなこと 三度飯 平凡ながら これが一番」

「健康の 源食事 妻作る 準備片付け 頭が下がる」

「若嫁と 妻のタッグも 抜群で 時々違う メニュー裾分け」

「何よりも 上手いと褒める 一言が 妻のやる気を 奮い立たせる」

[ この記事をシェアする ]