人間牧場

〇5千点の資料に驚く

 先日海岸国道の唐崎附近を走っていると、沖野先生の資料館の前で偶然にも沖野先生の姿を見つけました。一度資料館を見たいと思っていたので、とっさに引き返して先生に頼み、館内を見せてもらいました。沖野先生は元中学校教師ですが、埋蔵文化財などに造詣が深く、教師時代に埋蔵文化財センターに出向し、また退職後も工事が進められているスマートインターの工事現場の発掘作業にも加わり、色々な発見をされています。

沖野新一さんの書いたレポート

資料館は大工だったお父さんが使っていた倉庫を改造したもので、お世辞にも立派な建物とは言えませんが、中の資料は埋蔵資料、民俗資料、岩石資料など概ね3つの分野に分かれたものが5千点もあるそうで、その容量の多さに度肝を抜かれました。これだけの資料を個人で集められた努力は並大抵ではな、嬉しい限りです。こうした個人の小さな資料館を10ヶ所くらい作って連携させれば、俄然まち歩きが楽しくなるものと、私の他愛のない夢が動き始めました。

 沖野先生の展示資料館に比べれば、私の家の海の資料館「海舟館」など比ではありませんが、私もこれから沖野先生を見習って、少しずつ努力して海の資料館の展示品を増やしたり、活用したりしたいものだと思いました。とりあえず沖野資料館、若松資料館は何とかなるので、心ある人を募って順次進めて行きたいと思っています。帰り際沖野先生から頂いた自著出版物も、帰ってからじっくり読ませていただきましたが、私も書いたり写真に撮ったりすることも考えなくてはならないようです。

「国道で 偶然人影 見つけたり 頼んで中の 資料見学」

 「5千点 よくも収集 したものと 説明聞きつ 感心しきり」

 「金掛けず 倉庫改造 これがいい 海舟館も 同じ目論見」

 「もう少し ふんどし閉めて かからねば 決意も新た 早速構想」 

 

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