人間牧場

〇今年は柿が大豊作

 最近町内外を歩いたり車で走ると、鈴なりの柿をよく見かけます。聞けば今年は柿が大豊作だそうです。私たちが子どもの頃は木になった柿の実が食べたくて、人の目を盗んで柿の実を盗みました。今なら問題になるであろう柿泥棒も、たまに持ち主に見つかっても、「柿の木は折れやすいから気を付けて採れよ」などと、叱るでもなく逆に優しい言葉をかけてもらいましたが、過疎や高齢化や少子化で、鈴なりの柿の実は結局人間様に食べられもせず、野鳥の餌食となったり腐って落下し、あえない最後を遂げるのです。

真っ赤に熟れた南天の実

 柿は甘くて美味しい果物で、私は大好きですが、カキを食べると体が冷えると言われることや、現代の若者は皮を剥くことが面倒という理由からか、柿もみかんも余り食べないようです。昨日わが家では柿を細かく切ってサラダの中に入れていましたが、柿のシャキシャキとした食感がとても爽やかで美味しく食べました。果物が美味しい季節となりましたが、先日は注文した郵便局の訳ありリンゴ、昨日はラフランスが宅配便で届きました。東北応援の一環です。

わが家の庭には、あちこちに色々な種類の南天が植えられています。今年は南天の実も豊作で、日に日に色鮮やかさを増しているようです。南天の実は薬効成分があるらしく南天のど飴にも加工されていますが普通は食べません。でも南天=難を転じると言われ、ゲンを担いで庭によく見かける植物です。まだ今は野山に野鳥の餌が沢山あるので狙われませんが、北風が吹き寒さが一段と増してくると、南天の熟した実は格好の野鳥の格好の餌となって、クロガネモチの実とともに一日のうちに無くなってしまうのです。

「今年は 柿が豊作 あちこちの 柿の木熟れた 柿の実たわわ」

  「子どもごろ 柿を盗んで 食べたっけ 見つかったけど 諭しの言葉」

  「南天は 難を転ずる いわれあり 故に目出度い 若松の庭」

  「野に山に 餌がなくなる 寒い頃 野鳥ついばむ 跡形もなく」

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