人間牧場

〇妻は天国へ行けるかも~

 今日は3月21日です。毎月21日は自宅の敷地内にあるお地蔵様の縁日なので、妻はもう30年間1回も休むことなく、毎月21日の朝お赤飯を炊いて、お接待と称し近所や親類に配って喜ばれています。年に1~2度ならどおってことはありませんが、毎月30年は中々できることではないと、わが妻ながらその様子に感心したり感謝したりしています。

お接待用の赤飯パック詰め

 今朝も5時30分に起き、昨晩米を研ぎ、小豆を茹でて準備していた食材を、ガス釜に入れてスイッチを入れました。6時には炊き上がり、私が外の調理場からダイニングに運んだ赤飯を、まず妻は仏様・神様・お地蔵様用のお皿に盛り、私がそれぞれの場所へお祈りしながらお供えをします。その間妻は30個のパックに慣れた手つきでつぎ分け、湯気が消えて冷めると、輪ゴムバンドで止めて一丁上がりです。私はそれらを荷造りバンドで編んだ手提げバッグに入れて、まず近所へ配りました。

我が家の入り口にあるお地蔵様

 その後少し遠い所は下灘の親類まで車で配って回り、行った先々で、それぞれの人の近況を確かめながらお勉めを終えるのです。自宅へ帰ると妻は既に職場へ出勤して留守でしたが、昼食に帰った妻に食事をしながら近況を報告してやりました。妻は5期15年間地元の民生委員をしていた頃も、自分の受け持ち地区の独居老人にも配って喜ばれていました。退任後は後任の人の手前もあるので止めましたが、その人たちの殆どは既に他界してしまいました。

今日は3月21日です

 死後のことは行った事がないので分りませんが、前世での行いがえん魔大王様に評価されるのであれば、私は別として妻は確実に天国へ行けるだろうと、内心思っています。はてさて30年を越えて続いている妻のお接待は、いつまで続けれるのでしょうか?。「まあ元気な内は」と言っていますが、何はともあれ今月も元気で無事お接待を終えることができました。感謝感謝です。

  「毎月の 21日は 地蔵さん 縁日赤飯 お接待する」

  「30年 毎月欠かさず お接待 たいしたもんだ わが妻ながら」

  「もしあの世 行ったら妻は 天国へ 比較にならぬ 私は地獄?」

  「今月も 21日 健康で 無事お勉めの 接待終える」 

 

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