人間牧場

〇人と機械の違いは何?

 最近は技術革新のスピードがかなり早くなり、私のようなロートルにはついて行けないと、加速度的なスピードに目を白黒しながら諦めにも似た思いで日々を暮らしています。私の身の回りを見渡せば、いつの間にかデジタル機器に取り囲まれていて、学校で習ったことのないデジタル操作を不安を感じながら細々とやっていますが、システム障害が起こるとそれはもうお手上げ状態で、最初から諦めて人の手を借りねば復旧ができないのです。

 最近は公道を走る車でさえ手放しで運転ができ、衝突回避システムが装備され、交通事故に遭いにくい有り難い時代が来ましたが、はてさて人間はこんなに機械に任せて一体何をするために生きているのでしょう。私の乗っている古い機種の車でさえ、カーナビに入力すると誘導の機械的音声が、「次の信号を曲がりなさい」とか、行き過ぎると「元に戻りなさい」とうるさいほど正確に、行く道筋を教えてくれるのです。

 いまに地球や人間が、人間の造った人工知能に占領され、人工知能の奴隷にならなければならない時代がやって来るかも知れない?と、要らぬ詮索をしています。昨日テレビを見ていると、こんなデジタル万能な時代なのに、地球上にはそうした文明と隔絶して、太陽が昇ると起きて活動し、太陽が沈むと眠る古代人のような暮らしをしている人も少なからずいるようです。私たちから見れば物質的に決して豊かでない、その人たちの生き生きとした姿に、現代人が忘れかけているヒントが何かあるような気がしました。

  「人間は 一体何の ため産まれ 何して生きて 行けばいいのか?」

  「そのうちに 人工知能 人間を 使う世の中 来るか知れない」

  「世の中が 進み過ぎるも 不安です 子どものころ 穏やかよかった」

  「着いて行く ことさえできず 離されて 時代遅れを しみじみ実感」

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