人間牧場

〇海の資料館ディスプレイ

 最近家の横にある私設公民館煙会所や、海の資料館海舟館の見学者が私の誘導もあって、やたらと多くなっています。来客がある都度拭き掃除程度の軽い清掃を行なっていますが、気がつけば親父が昨年の7月に亡くなってから、まだ一度も展示をいらってないので、「さてどうしたものか?」と思案をしていましたが、展示に少し彩りを添えようと、一昨日人間牧場へ出かけた折、孟宗竹を一本切って帰り、枝葉を切ったり加工したりして、手持ちの竹で作ったトンボを書斎から持ち出してディスプレイをしてみました。
dscn5364 dscn5363 海の資料館海舟館は倉庫を改造した粗末なものですが、小さいながら第一展示場と第二展示場に分かれています。第一展示場は生活民具や海から引き揚げられた資料を、第二展示場には親父が製作した和船模型が所狭しと置かれていますが、色々考えた挙句トンボは第一展示場に飾ることにしました。メジャーで寸法を計り、展示ケースの中に切り揃えた竹枝を立て、手持ちの竹トンボを17匹留まらせました。展示ケースの中は風も吹かず人も触れないので、落ちる心配はないので安心です。

 展示ケースに出たり入ったりしながら1時間ほどで展示を終えましたが、仕事から帰った妻を案内し、見学者第一号としての意見を聞きました。「まあお父さんも器用だねえ~」とお世辞を言って誉めてくれましたが、これを機会に展示場の清掃や展示物の手入れを行い、少しずつ自分の色を出してみようと思っています。それにしても亡くなった親父は、一介の名もない漁師ながら、凄い物を残してくれていて、私など遠く足元にも及びません。そんなことを悲観しても仕方がないので、これらをどう活用するかが私に課せられた役目のようです。

  「昨日今日 最近とみに 増えてきた 訪ね来る人 迎える準備」

  「一介の 名もなき漁師 だったけど 親父は凄い 物を残して」

  「竹トンボ 使って部屋を ディスプレイ 少しは私 色を出さねば」

  「街角に 倉庫を改造 しただけの 小さな海の 資料館です」

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