人間牧場

〇四国に雪が降る

向かいの山も薄っすら雪化粧
向かいの山も薄っすら雪化粧

 昨日北海道佐呂間町に住む井田貴子さんから、私の携帯電話にメールが入りました。「今年も宜しくお願いします。」に続いて、「松山は雪景色のようですが・・・。」とびっくりマークがついていました。多分井田さんは昨日の朝のNHKニュースで雪が降っている松山の様子が紹介されていたのを見て、心配してメールをくれたのではないかと思うのです。私も馴れない手つきで、「松山も雪です。みんな震えています。でも日中は8度くらいで、そちらに比べたら春です。」と返信メールを送りました。井田さんも私の住んでいる四国の気候風土を知っているし、私も井田さんの住む佐呂間町は、周囲100キロのサロマ湖の氷が全て凍る厳しい寒さのことを、この目この肌で感じた経験を持っているのです。

薄っすら雪化粧したわが家の夕観所の屋根
薄っすら雪化粧したわが家の夕観所の屋根

 昨日は日本列島に今年一番の寒波が襲い、日本列島が冷蔵庫に入っているようなこの冬一番の寒さでした。ゆえに朝起きてブログを書き終え、外が明るくなって書斎の窓から向かいの山を見ると、薄っすらと雪化粧しているのです。そして外に出ると時折小雪がちらついていました。このところ日課になっているジョギングに孫二人を伴って出かけましたが、孫たちはこの寒さをものともせず、元気に走ってくれました。見れば牛の峰連山や山奥はかなりの雪で、白く朝日に輝いていました。家の中中に入って朝食を取りながらテレビを見ていると、伊予インターチェンジより南西では、雪のため通行止めのようでした。

 こんな日は高速道路も、多分山の中を走る国道56号線も雪なので、そこを迂回して雪の降らない積らない海岸国道を走る車が増えるのです。昨日はそんな事情かいつになく町内がざわついているようにも感じました。
 寒いので「猫はコタツで丸くなる」という「雪やこんこん」の歌ではありませんが、親父はコタツに丸くなって一日中コタツの番をしているようでした。気が滅入るのか時々本宅へやって来て、「このままだと死にそうだ」などと私に言っていました。今年の寒さが異常なのか、歳をとると寒さが堪えるようになるのかは分かりませんが、私も近頃時々寒さが堪えるようになってきました。薄着が厚着になり、ついついストーブの近くによって暖をとるのです。

 子どもは風の子でしょうか。私たちが寒い寒いと言っているのに、降りだした雪を見て外に飛び出し、「おじいちゃん雪を捕まえた」と、素手で持って来て見せてくれました。四国に住む子どもたちにとって、雪は滅多に目にすることのないものです。ましてや手にとってまざまざと見ることなど殆どないのです。「今度雪が沢山降ったら雪だるまを作りたい」と楽しそうに言っていました。いやはや私や親父と比べて孫たちとの落差は何とした事でしょう。
 四国は暖かいといってもまだまだ冬の寒さはこれからが本番です。もう少し風邪を引かないように体を鍛えて、寒い冬を乗り切りたいものです。

  「驚いた 南の四国 雪積もる 北の国から 気遣いメール」

  「列島が 冷蔵庫の中 入ったよう 親父と私 ブルブル震え」

  「孫たちは 元気に外に 喜んで 雪を掴んで 家持ち入る」

  「冬寒さ まだまだ続く 風邪等を 引かぬようにと 鍛える決意」

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