人間牧場

〇届いた公友会誌第26号

届いた公友会誌第26号表紙
届いた公友会誌第26号表紙

 去年の年末といっても2~3日前、愛媛県公民館連合会から一通の封書が届きました。中を開けてみると22ページほどの薄っぺらい公友会誌第26号が出て来ました。愛媛県内の公民館OBで組織している公友会は、私が3代目の会長を務めていますが、年に1回の勉強会と年に一冊の会誌を出す程度のささやかな団体なのです。

 県公連が愛媛県公民館連絡協議会といわれていた私が若い頃、私は主事部会の部会長を6年間の長きに渡ってやりました。日本一の公民館主事を目指していた公民館時代の私には、今思い出しても10指に余るほど武勇伝がありますが、それはさておき私は公友会誌に、旧中島町の古野セキエさんとともに殆ど毎年原稿を書いているのです。人間牧場構想も10数年前この公友会誌で発表、その後実現しているし、私にとってはマニフェストのようなものなのです。

 さて今回は、会長という職責もあるので、「公民館に関わった人間のやるべきこと」と題して少し長めの原稿を送りました。中身内容はレベルとラベルの話です。人は多かれ少なかれ何かの組織に帰属して生きています。私にとってその際たるものは35年間勤めた役場と、13年間勤めた公民館、それに8年間の青年団活動です。いずれも自分の人生に大きな影響を及ぼした組織なので、組織を退いた後もそのラベルは剥がれないし剥がしたくないのです。

 と同時に3つの組織で育ったことの恩返しをしなければなりません。ゆえに辞めた今もそれぞれの組織と深い関係を保ちつつ、レベルやスキルをアップするよう努力しているのです。人間は得てして例えば公民館に勤めている間は熱を入れてやりますが、他部署へ人事異動で移るとあれほど頑張ったのに、古いものには見向きもしないどころか、陰で色々な悪口雑言を吐いて、まるでクレーマーのような人だっているのです。

 OB会も会員が毎年一つずつ年をとるといういかんともし難い悩みを持っていて、「もう歳だ」とか「そろそろ引退」を口にする人が多いようですが、少なくともかつて公民館人を名乗ったのですから、愛媛の公民館のために何かお役に立ちたいという、生涯現役を貫いて欲しいと思います。妻が私に「いつまでやるの」とよく聞きます。私はその都度「生涯現役、生涯ボランティア、本業ボランティアなので死ぬまで」と答え、妻を呆れさせています。私はやはり根っからの「公民館馬鹿」なのでしょうか?。

  「会長を 私務める 公友会 会誌投稿 送られてくる」

  「巻頭に 私の書いた 原稿が 3ページ載る 汗顔しきり」

  「熱入れた 仲間も今は 音信が 途絶えて寂し 今日この頃」

  「いつまで?と 妻に問われて 死ぬまでと 笑って返す 公民館馬鹿」

公友会誌第26号P.1
公友会誌第26号P.1
公友会誌第26号P.2
公友会誌第26号P.2
公友会誌第26号P.3
公友会誌第26号P.3
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