shin-1さんの日記

○裸の付き合い

 ちょっとした打ち合わせ以外日程が入っていないので、今日は久しぶりに松山からの帰り風呂に行く事にしました。松前町にある元気人村という温浴施設です。ここは本当の温泉ではありませんが、薬風呂があって体に良いという評判が立って、今日のような三連休の初日、しかも朝から冷たい雨が降って朝から仕事が出来ないような日なので、かなり込み合うほどの賑わいでした。妻は私のために回数券を買ってくれているので、ちょくちょく来るので、今では事務所の受付嬢ともすっかり顔なじみとなって、馬鹿話に花を咲かせるほどになっていますし、風呂友とでも言うのでしょうか、「若松さんこの間テレビに出とったなあ」とか、「この頃人間牧場はどうですか」と気楽に声をかけてくれる人もいて、楽しく風呂を楽しんでいます。私はここのサウナ風呂がお気に入りで、たっぷり汗をかいて水風呂に入る爽快さは言葉で表現できないほどの心安らぐひと時なのです。

 今日は偶然にもギノー味噌の田中社長とご一緒しました。田中社長は優秀な経営者で仕事も人一倍熱心な方です。ある研修会で知り合ってから、何かにつけて出会い、今では商品開発に熱心な田中社長の相談に乗るなど、私の話など他愛のない戯言なのに意気投合して、研修会に話しに行ったりするほどじっ魂にしているのです。また田中社長は自分の子育てにも独自の考えを持って行動していて、5人の子どもを産み育て、しかもその子どもを広田村の山村留学に留学させているのです。先代社長さんもすごい人ですが、田中社長さんも独自の経営理念で会社を発展させ、新社屋が間もなく完成するそうです。

 二人は同じペースでサウナに入り同じペースで水風呂に入って商品開発について色々意見を戦わせました。やがて体を洗っていると、田中社長さんが、「若松さん背中を流しましょう」と近寄ってきていきなり背中をごしごし擦り始めました。断りましたが「まあ遠慮なさらず」と甘えてしまいました。いやあ驚きました。息子に背中を流してもらったことはあるし、夫婦同浴の私たちは時々お互いの背中をながしあうことがありますが、他人に流してもらったのは学生時代、青年団以来初めてなので、気恥ずかしい気持ちになりましたが、その気持ちのいいことは格別でした。

 背中を流してもらったからいうのではありませんが、中所企業といいながら県内では名の通った会社の社長さんが、何の億目もなく人の背中を流せる気配りにはほとほと感心しました。あっけにとられているうち、「私もあなたの背中を・・・・」と思った瞬間彼は向こうへ行ってしまってお返しも出来ず恩義をいただいたままになってしまいました。

 裸の付き合いという言葉をよく耳にしますが、今日の出会いや出来事はまさに裸の付き合いから生まれたコミュニケーションでした。わが家から僅か30分のところにある温浴施設から帰って、私は風呂の余韻に浸っていました。これからも付き合いたいいい人にめぐり合ったと思いました。

  「お背中を 思わずタオル ごしごしと ほのぼのとした サービス受けて」

  「大根の 話でサウナ 盛り上がる 櫻島なら 今に爆発」

  「裸ゆえ 腹のうちまで 見せ合って 四方山話に 花を咲かせる」

  「銭湯が 油高くて 消えている ここも苦しき 原油高なり」

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○這った這った

 今日は久しぶりに午前中時間が取れたので、松山市に住む娘と息子の家へ出かけました。妻は仕事なので妻から頼まれた仕事をまずこなさなければなりません。まず先日6缶買ってきた灯油をポリポンプを使って風呂とストーブの灯油タンクに満タンにしました。次の仕事はカキモチを独居老人に配ることです。妻は前年11月末で5期15年務めた民生児童委員を退任しました。妻の受け持ち地区には10人ほどの独居老人がいて、毎月21日にはわが家の敷地内にあるお地蔵様の縁日接待のため赤飯を配り、旧正月にはカキモチを配って食べてもらっていました。退任してその人たちに挨拶もそこそこだった最後のご奉公とばかりにカキモチを配って妻になり代わり私が退任の挨拶をして回りました。今は冬の寒さゆえ独居老人の家を訪ねても、みんなコタツやストーブの前でまるで冬篭りのような形で玄関にも出れないようで、チャイムを鳴らし大きな声で呼んでやっと気がつく有様です。「おばあちゃん。その後調子はどうですか。若松ですが妻が長い間民生委員でお世話になりましたが、この度退任しました。これからは後任の人がお世話されますので、宜しくお願いします。寒い日がまだ少し続きますので、風邪など引かぬようお元気でお過ごし下さい」と挨拶しておいとましました。中には「まあ上がってお茶でも」と誘いを受けたりしましたが、早々においとましました。このおじさんやおばさんたちは顔見知りでこの15年間妻と私が二人三脚で見回りしただけに、寂しい気もしますが、後任が決まったのでこれでやっと肩の荷が降りたと妻も私も喜んでいます。というのも近所の独居老人が2年前に自宅で倒れて死んでいるのが1日後に発見されたことがあって、少し負い目になっていたからです。

 カキモチを配ってから車を走らせました。四国沖を発達中の低気圧が通過中とかで今日は東京や大阪では雪模様ということがカーラジオで盛んに流れていて、こちらも朝から冷たい雨が降っています。そのためでしょうか国道56号線はかなり車が混んでいて、娘の家へつくのに1時間もかかってしまいました。

 娘の家では、娘婿は既に大学へ仕事に出かけておりました。5歳になる朋樹は粘土に夢中で机の上で一生懸命粘土細工をしていました。一方尚樹は誕生以来8ヶ月を向かえ2~3日前からはいはいが出来るようになったというのです。まだそんなに力強いはいはいではないのですが、それでも興味のあるおもちゃへは手を伸ばしたり足をばたつかせながら這って進んでいました。まさに「這えば立て立てば歩めの親心」なのでしょうか、盛んにホームビデオカメラで撮影していました。

 帰り際長男の家に立ち寄りました。あいにく長男は仕事で留守でしたが、息子嫁が孫希心と一緒にいました。希心は生まれて5ヶ月余りが経ち、随分大きく育ってきました。朋樹や尚樹に比べてまだ表情も硬く、時々しか出会わないため中々なついてくれません。でも最近は随分笑うようになってきました。息子嫁のお父さんが写真マニアなので希心の写真は任せていますが、それでも時々ブログ用にカメラを向けて下手糞ですがカメラに納めるようにしています。
(1月12日に初春水仙まつりに来た時の撮影、この写真はその火のNHKニュースで県下に流れたテレビ映像を写真にしたものです)
(先月乳児検診に訪れた時の写真です)

(今日の希心は昼寝の真っ最中でした。万歳した姿で寝ていました)

 もう直ぐ春です。今年は二人の孫がヨチヨチと歩くようになると思いますが、春が待ち遠しいですね。

  「会う度に 少しずつだが 成長し 泣いたり笑い それで充分」

  「顔見知り されるほどしか 会わないと 反省しきり 今度いつ会う」

  「一人身を 案じて毎月 十五年 家庭訪問 妻と二人で」

  「カキモチを 持参し退任 ご挨拶 妻に変わって 家々回り」

[ この記事をシェアする ]