shin-1さんの日記

○えっ、中学校で電卓使っているって

 学校の授業も私たちの時代とは随分様変わりしました。文明の利器とてなかった時代ですから掛け算や割り算は勿論のこと、ルートの計算も全て手作業でした。先日飲み会で学校の授業に話が及び、小学校ではハーモニカが教材から姿を消してリコーダーになったことや、中学校の数学の授業に電卓が登場していることを知らない人が随分いることに驚いたのです。「先日息子の授業参観に行って息子が授業に電卓を使っているのを見て驚いた」と真顔で話すのです。電卓を授業でt使う話には賛成派と反対派がありました。賛成派は「だいたい学校の授業は社会に役立たないことが多い。もっと社会に出て役立つような勉強をせんとあかん。電卓は今や常識なのにソロバンを習わせるなんて」と、ソロバンなんか教えてないのに時代錯誤な話にまで及んでいました。反対派の意見は「だいたい電卓があったら算数の答えはみんな100点になるんと違うか。そんな事業はありえない。学校は基本・基礎を習う所だから、電卓に頼るような授業は好ましくない」と一利ある反論でした。

 そういえば日本の英語の授業についても彼らは酒の勢いを借りて痛烈な批判を展開していました。「おらは大学4年、高校3年、中学3年、合計10年間も英語を習って喋ることも読むことも出来ない英語の授業はおかしい」と言う勇敢な意見がありました。ある人が「それはあなたの能力がないだけで、英語を話せる人は沢山いる」で勇敢な彼は二の口が出ませんでした。なるほど納得です。

 『学校で自分の子どもたちが今何を習っているか知らない親のあり方が問題だ」と私も議論の中へ割って入りましたが、『同感、同感」と共鳴はしたものの「じゃああなたはどうするの」には残念ながら答えが返ってきませんでした。

 日本の親は自分の子どもの教育に、特に父親は無関心すぎます。保育園や幼稚園は運動会などビデオカメラの放列で見えないほど子育てに熱中した父親も、中学校や高校では殆ど顔を見れないのがその現実を物語っています。中学校や高校こそ父親の出番ではないかと思うのですが・・・・・。

  「学校は母親行くもの思ってた日本の教育これでいいのか」

  「電卓を叩く数学授業見た親父たまげて酒の肴に」

  「4・3・3・10年習って話せない日本の英語私も同じ」

  「学校へたまには顔を出すように親父の会を作る悲しさ」

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shin-1さんの日記

○夜遅くまでご苦労さん

 私の妻は近所の歯科医院で働いています。職業的にはパートなのですが一応日勤です。所帯持ちの妻としては何やかにやと所用があって休む事が多く、小さな歯医者さんなので従業員も少なくその度に心を痛めています。妻が勤める歯医者さんは月曜日と金曜日に夜7時まで仕事があります。冬の日暮れが早い今頃は帰りが遅い感じがして、暗くて寒い夜道は何かと心配です。といっても私の心配は口だけで、犬も猫も相手にしない中年ゆえ余り心配はしていません。(「まあ失礼」と妻に言われそうなので失言は取り消します)

 私は4月から無職ですからさしずめ私は妻の紐なのでしょう。これまでは私が稼ぐからこの家は成り立っていると心で思っていましたから、態度も何かにつけ横着でした。でも今はそんな自分の態度を深く反省し、せめて少しだけでも妻の手助けをしようと殊勝な考えを持てた自分は偉いと、自分自身を褒めています。

 今日もまだ帰って来ない妻を待ちながらパソコンを打っていますが、本当は料理の一つも出来れば妻がどんなに助かるだろうと思ったりします。でも結局は料理の一つも出来ないのです。あっ、妻が「只今」と玄関の戸を開けました。「お帰り、寒かったろう」と言ったら妻にっこりと私の書斎に顔を見せました。まあこの程度の夫婦関係で幸せなのですから犬も食わずでいいですね。

 それにしても妻はよく動きます。あんなに動いて何で下腹が引っ込まないのか不思議な気さえするのです。炊事・洗濯・掃除・おじいちゃんの世話・民生員・仕事・子どもの世話・家計簿記帳・金のやりくりと、手の指だけでは足りず、足の指まで加えねば数え切れないほどの働き振りです。これは何も私の妻だけでなく日本の女性は実によく働きます。しかしそのことについて最近男女同権が浸透した日本では、女性軽視で叱られますので止めますが、まあ妻に感謝の今日この頃の私なのです。

 本当はその感謝の心を行動で示せばいいのでしょうが、私も古い日本の男性でブログでしか表現できません。悪しからず。

  「遅くまで働く妻に感謝して遅い夕餉の膳を囲みつ」

  「おらが妻欲を言ったら切りないが気前良いのが玉に傷です」

  「少しでも痩せたい気持ちで歯医者までたった五分のウォーク無理して」

  「おいと言う呼び名で返事のわが妻はまるでロボット今日も元気で」

 

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shin-1さんの日記

○人間牧場に雪が積りました

 双海町といえば青い国四国の中ほどにある瀬戸内海に面した気候温暖な町です。これまでにも雪が降ることはありましたが、積ることは殆どありませんでした。したがって小高い所に位置する人間牧場に雪など積るはずがないと鷹を食っていました。ところが今日市役所税務課から通知文が来て「家屋調査をするから立ち会うように」とのことでしたので、約束の午前10時に人間牧場へ行きました。ひょっとしてと思ったものですから、三男の4WD車に乗って出掛けました。案の定道端には昨日降ったと思われる雪があちこちに残っていました。水平線の家の前のウッドデッキは1センチ程度の白い雪に覆われて、今まで見たこともないような光景です。しまったカメラを持ってくればよかったと思ったのですが忘れてしまいました。

 先日の福井でのドカ雪や大洲青年の家の積った雪を見ているので、大した雪の量ではありませんが、それでも雪の風景は絵になるものでした。昔「南の国に雪が降る」という映画を見たことがありますが、雪の積らないわが町ではやはり雪景色は憧れの風景です。年内に寒波が来るそうなので今度はその風景をカメラに収めたいものです。

 ところで人間牧場のような取るに足らない建物でも税務課はしっかりと目をつけ、調査に来るのです。顔見知りの職員さんでしたが、税金の話になると人が変わったように厳しい顔で査定していました。勿論税金を逃れようなんて考えてはいませんが、こんな小さな、しかも辺鄙な所の建物をよく探すものだと改めて感心しました。職員さんの話によると来年の夏には県税が、4月からは固定資産税が課税されるそうです。また使っていない人間牧場の水平線の家だけに、少し出鼻を挫かれた格好で憂鬱になりました。

 私が全国行脚に出ている間に息子は囲炉裏の上に凄いダスト(集煙装置)を設置していました。自分で作ったのだそうですが、4ヶ月もかかって友人の鉄工所で作った力作に拍手を送りました。

 ストーブが入っていないので畑に入り切り株を2個おがし、身体がポカポカ温まったので下山しました。

  「雪積るウッドデッキにモズ一羽小さな足跡つけて飛び立つ」

  「北陸で見た雪比べりゃこんなもの雪とは言わない大口叩く」

  「先々で人間牧場話すから私のブログ人気高騰」

  「山小屋に税金かけると役所言う無職の財布寒いと言うに」

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shin-1さんの日記

○ゴミの行方

 年末が近くなってくると近くのゴミ置き場には日ごろの倍近くのごみが出されます。多分正月を控え早めの掃除をしているからかもしれませんが、よくもまあこんなにゴミが出るものだなあと感心します。最近は風も寒さも一段と増して、井戸端会議ならぬゴミ端会議をする人もめぅきり減って、どの人もそそくさと帰っていくのですが、このゴミは間もなく朝だのに何故か夕焼け小焼けの音楽を鳴らしたゴミ収集車に積まれて清掃センターへ運ばれ、焼却処分されるのですが、ゴミのルールも随分守られるようになって、積み残しもなく処分されているようです。

 最近気になる話を聞きました。私の町にも一丁前にもコンビニが一軒ありますが、経営者の話だと弁当などは賞味期限が早く、その日に売れなかった物は全て廃棄処分される運命にあるのだそうです。年間の行事予定や土日を当て込んで予約注文をFAXするのだそうですが、弁当は天気によって相当開きがあるのだそうです。天気予報を頼りに天気を予測して注文を増やし当ればそれで儲かるのですが、逆に雨でも降られると大損なのです。その辺は長年の感でといいながら、今の世の中のように先が読めないのが実態のようです。これらの廃棄処分弁当は間違いなくゴミとして処理される運命なのですから勿体無い話です。結局大資本の弁当を卸す側は確実に儲かるようになっているのですが、一日の弁当処分は日本中で500トンといいますから大変な量です。

 この廃棄した弁当を拾いにホームレスが来るのを見て、その上に食べられないように泥水をかける風景は富める国日本の貧しい心の表現としか言いようがありません。外国ではレストランで余ったものをパックに入れてホームレスにさりげなく渡す光景に出会い、感動した場面も報告されています。

 先日北陸福井への旅の途中、大阪駅の地下街で寒い路上に平然と寝ているホームレスを見て心が痛みました。彼らには彼らの人生理論があっての生き方でしょうが、正月間近なこの寒空にこんな人生もあるのです。

 限りなく出るゴミ、そのゴミを処分するために使われる膨大な費用、ああ日本もいよいよ末期症状、何とかしなければなりません。両手に提げたゴミを見て心が痛んだ朝でした。

  「このゴミは金を出して買ったもの寂しく焼かれ土に返るか」

  「カラスさえ見向きもしない喰えぬゴミ元はといえば石油変身」

  「食った後裏書見たら過ぎていた賞味期限の気持ち悪さよ」

  「このミルク実はミルクじゃありませんミルク混ぜ飲む人に教える」

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