人間牧場

〇カタツムリとナメクジ
 今朝ウォーキングに出かける前は雲行きが怪しいものの、雨は降っていませんでした。半分ほど歩くと朝立ちと思えるにわかに雨が降り始め、急いで小走りして家まで帰り、傘を差して残りの距離を歩きました。途中道の真ん中をカタツムリとナメクジが並んでうごめいていました。カタツムリは貝を背負っていますが、貝を取ると何となくナメクジに似ているようでした。

しばらく足を止めしゃがみ込んで見ていましたが、ふと少年のころナメクジに塩を振った思い出が蘇りました。ナメクジに塩を振ると塩分が体内に入り脱水症状を起こし、やがてヌルヌルとした液体が残りましたが、それがどういう化学反応なのかは知る由もなくそのまま見過ごしました。また雨の日にカタツムリを捕まえて小さな菓子箱に入れ観察した経験もあります。

 自然界には人間に直接目に触れにくい、カタツムリやナメクジのような小動物が沢山いますが、身の回りが衛生的になったからでしょうか?、カタツムリやナメクジに出会う機会も少なくなり時は流れています。先日蜜蜂の巣箱前で捕獲し殺処分したスズメバチも、いつの間にかアリが群がり有機質から無機質へと変わりました。自然界も足元を見ると中々面白いものです。

「朝立ちの 雨降って来て 少し濡れ 急いで帰宅 傘差し再び」
「よ~く見ると 道の真ん中 ナメクジと カタツムリ仲良く 横断してる」
「しゃがみ込み ナメクジ見ながら 少年の 頃に塩振り 実験思い出」
「人間の 知らない場所で あれこれと 生き物生きて 見る人もなく」

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