人間牧場

〇スズキと甲イカが沢山届きました。お魚じいちゃんの出番です。

 昨日の夕方、懇意にしている漁師さん夫婦がお魚を届けてくれました。いつの頃からかは耄碌しているので覚えていませんが、多分現役を退職してからですから、もうかれこれ15~16年は経っているものと思われます。お魚が届くと妻も若嫁も、「お魚じいちゃん、出番ですよ」と、さも私じゃないとできないような口ぶりで、私に魚の粗調理を頼むのです。

 それまで仕事が忙しく家庭を垣間見なかったことを思えば、退職して時間と暇がたっぷりあると思われているので、当然の成り行きだと自分でも罪滅ぼしだと納得し、「よっしゃあ~」と、快く引き受け、腕をまくり割烹着をつけ包丁を研いでやっています。そのお陰で粗調理の腕も随分上達し、妻と嫁には大いに喜ばれています。当然昨日もやり始めていた落ち葉ストッカー造りの作業を中断してやりました。

 昨日の魚は大きいスズキと甲イカでした。スズキはサワラ流し網にかかった後、船の活け間で生かしていたものをしめた直後で、まだ時々動いていました。また甲イカは生きたままで、スズキは3枚におろし、甲イカはセンゴと墨袋をつぶさないよう取り除き、皮を剥いて刺身用に仕上げました。妻は早速それらを刺身にしてビニールの透明パックに入れ、あちこちにお裾分けする準備をしていました。

 お裾分け先は近所の親類と松山の息子宅で、午後5時過ぎに家を出て配り終えて帰宅したのは午後7時半近くになっていました。わが家でもそれらを刺身や煮つけにしてもらい、妻と二人で夕餉の膳を囲みましたが、新鮮な魚は美味しく、魚大好き人間の私には何とも贅沢な夕食となり、満腹の手合いでした。ナマコは若嫁が調理したようです。

「漁師さん スズキと甲イカ 自宅まで 届けてくれて 早速調理」

「最近は お魚じいちゃん なりにけり 不器用私 今では腕上げ」

「刺身して ビニールパック 盛りつけて お裾分けだと あちこち配る」

「ああ旨い 刺身に煮つけ 白ご飯 これでモリモリ 元気が出ます」

 

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