人間牧場

長崎ぶらぶら(その3)

 長崎観光の締めくくりは長崎水辺の森公園と出島です。孔子廟へ入ろうとしましたが、修学旅行生が一杯詰めかけ入り口が混んでいたので、玄関先で諦めました。入口に「孔子八徳」が書かれていたので、手持ちのネット印刷したコピー用紙の裏側に、走り書きでメモしました。これも孔子のお導きかも・・・・また仁・義・礼・智・信という五常も書き加えました。
  孔子八徳
 ・考-孝行を尽くす。
 ・悌-兄弟仲よく助け合う。
 ・忠-正しい真っ直ぐな心。
 ・信-嘘のない真心。
 ・禮-礼儀正しい行い。
 ・義-悪いことをしない。
 ・廉-欲張らない。
 ・恥-恥ずかしい行いをしない。

 長崎湾に面した水辺の森公園内には県立美術館もあり、広大な芝生の広場も立派で近く何かのイベントが開催されるのか、沢山のイベント用テントを業者さんが忙しそうに設営していました。出島ワーフ埠頭には黒船時代の蒸気帆船を摸写した船が係留され、その姿を横目に見ながら、出島へ向かいました。ここは江戸期の鎖国時代、西洋に開かれた唯一の窓口だった所で、カピタン部屋等洋館建ての建物が10棟の復元が完了していて、まるで江戸村的なタイムスリップしたような雰囲気が漂っていて、修学旅行生が貸衣装屋で思い思いの和服を着て、面白おかしく滑稽な姿で闊歩していました。展示品はとても見応えがありました。
 特に私の目に留まったのは砂糖の歴史でした。出島に上陸した当時貴重な砂糖は、砂糖の道といわれる往還道を通って小倉まで運ばれ、上方や江戸まで運ばれたようです。塩の道は知っていますが、砂糖の道の存在は始めて知りました。

 出島から三度目の電車に乗って長崎駅まで帰り、長崎県教委の山口さんに電話を入れると、程なくお偉い方がホテルまであいさつに見えられました。忙しく名刺交換や手続きを済ませ、午後6時30分から始まる懇親交流会まで少し時間があるので、JR九州ホテル長崎の一室でシャワーを浴びたりしてくつろぎました。
 やがて県教委の松崎課長補佐さんが約束どおり迎えに来ていただき、タクシーで会場のホテルへ到着しました。驚いたのは東京から全国社会教育委員連合の常務理事坂本登さんが着ていて10年ぶりの再会となりました。また長崎県社教委員長で今回の大会の実行委員長である江頭明文さんは、松野の旧友故土居浄厚さんと近しい親戚とかで、世間の狭さを大いに感じました。
 その夜は懇親交流会が終ると、親友松本さん、武次さん、辻川さんたちと二次会で旧交を温めました。11時前にホテルへ帰還しましたが、この日歩いた歩数は18396歩を記録していました。その夜はお陰様で久しぶりにぐっすりと休むことが出来ました。

  「長崎の 街をぶらぶら 散策す 電車乗り降り 独り気楽に」

  「長崎は 何度も来るが その度に 心休まる 風情がありて」

  「二次会も お茶だけ飲んで お茶濁す だけど楽しい 旧友出会う」

  「万歩計 1万8千 歩も歩く 元気の元は 歩くことだと」

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