人間牧場

〇暖かくなったのはいいが・・・

 朝の夜が空ける時間がすっかり早くなり、暖かさに誘われて毎朝の日課であるウォーキングも、終わり頃になると少し汗ばむほどの陽気です。今年の冬は事の他寒かったため、1週間ほど風邪を引いてしまいましたが、妻の看病のお陰ですっかり体調も元に戻って回復し、今では睡眠も十分取れて元気はつらつといったところです。
 しかし私の元気さとは裏腹に、昨日同居している息子は嘔吐下痢症でダウンし、仕事を休んで療養に努めていました。聞けば友人から貰ったカキを土手鍋にして食べたのが原因のようで、私たちにもお裾分けをいただいたものの、カキが余り好きでない私は、幸運にも食べなかったため、難を逃れることができました。

 昨日から今日、明日の3日間、私は意識的にスケジュールを空けて春休みを取っています。過密スケジュールと風邪が重なって体調を崩した折、「あなたももう若くはないのだから、もっとゆったりとして過ごしたら」と妻に言われて、それもそうだとこの3日間は、何をするでもなくのんびり過ごそうと思っているのです。ところが世の中はそんなに甘くなく、昨日は飛び込みで人間牧場にお客さんがやって来て案内し、また3本の原稿を依頼されていることを思い出し、尻に火がついたような感じで昨晩は遅くまで原稿書きのため、書斎にこもって仕事をしたのです。充実しえていると思えば充実しているのでしょうが、自分で自分をコントロールできないもどかしさもあるのです。

 昨日は夕方からわが町でも黄砂が観測され始めました。初春の輝く太陽はぼんやり霞み、日ごろよく見える沖合いの島々も、黄砂に霞んでまったく見えませんでした。最近は経済発展著しい中国本土から排ガスが原因と思われるPM2.5という微粒子の化学物質が、ジェット気流に乗って日本全土に飛来しているようなのです。黄砂もPM2.5も目に見えないものです。加えて沖縄で問題になっているオスプレイという米軍飛行機の本土訓練飛来があちこちで目撃され、鳥たちが自由に羽ばたく大空さえ、危なくなっていることを思うのです。中学3年生にとって人生の節目である入学試験を来週に控え、マスクで防備しないと入学試験さえもままならない姿は何処か異常な感じがするのです。

すっかり片付いた農業用倉庫
すっかり片付いた農業用倉庫

 昨日は夕方畑に出て、先日耕運機で耕していた空き地に縄尺を引いて畝を立て、ゴボウとニンジンの種を蒔きました。ウォーキングをしていると近所のおじさんやおばさんが、ゴボウやニンジンの種を蒔いているのを見て、私も思いついた次第です。私がゴボウの種を蒔いている姿を見た親父が、「ゴボウはもっと畝を高くしないと掘る時難儀をする」と忠告されました。分かっているのですが、適当な幕板も見つからず、深堀りしてお茶を濁していますが、まあ来年は改良しようと反省をしているところです。
 今日は午前中農業用倉庫の掃除や片付けをしようと思っています。これも親父の指摘で、「バックヤードの様子を見ればその人の値打ちが分かる」と口癖のように言われているので、とりあえず取り合えずです。春休みも何かと忙しいようです。

 

 

 

 

 

 

  「意識的 空きスケジュール 作ったが 上手くは行かず かえって忙し」

  「若くない 言われ納得 するけれど 若いつもりで これから先も」

  「黄砂降り PM2.5も 加わって 大空さえも 何処か危ない」

  「人生は こんなもんだと 思いつつ 昨日も明日も それなり生きる」

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