人間牧場

〇私にもチョコレートが届きました

 今日は聖バレンタインデーとか、女性が男性にチョコレートを贈るようですが、初老の私のような人間にチョコレート等贈る人はいないと思いきや、手渡し、手紙同封等の方法で沢山のチョコレートが届き少々驚いています。妻も昨日職場の人に贈るため、チョコレートを買いに出かけたようですが、いやはや面白い風習が流行るものです。チョコレートを贈ってくれた人には義理チョコにせよお返しをしなければなりませんが、私にはそのことすら余り知らないのです。

 一番最初にいただいたのは、いっぷく亭で小噺を頼まれた折、谷岡和美さんから手渡しで貰いました。自宅へ帰ってみると大洲市田処の西田和子さんや、沢山の人から手紙に添えてチョコレートが届いていました。チョコレートもさることながら、こうして私の存在を覚えていてくれる人がいることは多きな喜びなのですが、女性から贈り物をされて悪い気はせず、「お父さん嬉しそうじゃねえ」と妻に冷やかされてしまいました。多分このお返しは妻に頼んで買ってきてもらわなければ、私は何にもできないのです。

 私は13年前に体の都合で酒を止めました。酒を止めると甘いものを欲しがる人が多いようですが、私は甘い物をそれ程食べないのです。ゆえにいただいたチョコレートを狙うのは、同居をしている孫たちです。チョコレートを目敏く見つけた孫たちは私の書斎へ頻繁にやって来るのです。昔パチンコをしてその景品にいっぱいのチョコレートを持ち帰った経験がありますが、虫歯が気になる若嫁は、孫たちにチョコレートを渡さないように言われてしまいました。ここでも孫の教育方針で私と若嫁はぶつかってしまいました。

  「義理チョコを 貰い喜ぶ 歳でなし だけどルンルン この日ばかりは」

  「義理チョコを 目敏く見つけ 孫たちが 私の書斎 立ち寄り渡す」

  「お父さん 虫歯になったら どうするの 若嫁注意 一本取られ」

  「感謝チョコ 書いた手紙が ほほえまし 今年が最後 毎年思う」

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