人間牧場

○新聞や雑誌の記事

 何げなく毎日見たり読んだりしている新聞や雑誌には、お悔やみや事故など虫眼鏡で見ないと見えないような記事から、町や自分に関する記事などが載っていてハッとしたりします。また自分が直接新聞や雑誌で見たり読んだりしなくても、仲間や友人からそれらが送られてきたりするのです。最近は便利になったものでそれらの記事はスキャナーでスキャンされ、メールに添付して送ってくれるので、保存するのにもブログに使うのにもとても便利で、この数年でその数や相当な量にのぼっているのです。

金丸弘美さんの旅日記
 一昨日夢工房で出会った友人の高岡さんから、一枚の雑誌切抜きをいただきました。彼は京都大学を卒業して県庁に入庁されたエリートですが、何故か私のような無学なものでも大切にしていただいて気が合い、これまで20年を越えて付き合っている古い友人です。無類の読書家で、彼から教わったり、薦められた本は数知れず、全てがインプットされた訳ではありませんが、私の血となり肉となっていることは確かです。彼はガバナンスという雑誌を愛読していて、その中のコラム記事に双海町やや私に関する記事が載っていると、こうして手渡しや手紙で送ってくれたり、時にはコピーして関係者に配ってくれるのです。
 今回いただいた記事は昨年サイコーダイガクの講師として招いた食環境ジャーナリストの金丸弘美さんが、その折取材したと思われる双海町の記事でした。金丸さんは気さくな方で、講演が終わって帰られると直ぐに、私宛にハガキをいただきました。また金丸さんの自著本をわざあわざ贈呈してもらったりしたのです。
 講師の先生たちはこのように全国を歩き回り、それぞれの地域で見聞きした情報を旅日記で紹介し、結果的にそれらの記事が全国の優良事例集として、居ながらにして本になるという、なんとも羨ましい限りです。

 もう一つ、2~3日前、市役所支所の松本さんからPDFファイルで、一枚の新聞スクラップの記事が送られてきました。昨年2011年の地域トピックス中予編で、下灘駅のプラットホームを舞台に開かれたシンポジウムの記事でした。その日の朝何げなく新聞をめくっていると、見覚えのある下灘駅のプラットホームの写真が載っていました。老眼鏡のお世話になっている妻が目敏く見つけ、さらに虫眼鏡で「これお父さんじゃない?」と言うのです。よくよく見ると観光カリスマ対談で来町した山梨県の舩木上次さんと二人の写真でした。そういえば昨年9月23日(ふたみの日)秋分の日に、14時55分串駅発の列車に乗って、下灘駅へ降り立ち、二人で観光に関する四方山話をしたなあと、半年前なのに何故か懐かしく当時のことが蘇ってきました。

下灘駅フォーラム新聞スクラップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 双海に関する資料、私に関する資料はこうして僅かながら記録の片隅に残っていくのですが、多分これらの記録もページをめくられることもなく思い出の彼方に消えていくのかと思うと、何だか寂しくなるのです。でもPCという優れもののお陰で、資料をひっくり返すこともなく手元目元に呼び出すことができるのですから、凄く便利な時代になったものです。
 一昨日子ども体験塾のスタッフとして来られていた人から、「若松さん、私はあなたのブログを殆んど毎日楽しみに読んでいます。これからも続けて下さい」と、唐突に言われました。名前も知らない主婦からそんなことを言われると、事の重大さにハッと気がつき、滅多なことは書けないと自重のブレーキをかけそうになりましたが、むしろ自重しつつアクセルを踏んで、これからも記録のブログを書こうと思いました。

  「楽しみに 毎日読んでる 言われると 自重ブレーキ 思わず踏みそう」

  「便利だね 記録数々 パソコンが 覚えてくれて 俺より偉い」

  「双海町 若松進一 見る度に 懐かしくなり 送ってくれる」

  「もう二度と 見ることもない 記事写真 消える運命 寂しくもあり」

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