shin-1さんの日記

○ビールも飲まないのにビアホールへ

 酒を止めてから10年近くになりました。にもかかわらず相変わることもなく宴会のついた会議が多く、その都度ウーロン茶を飲みながら酔ったふりをして、次第に君子豹変してゆく周りの人を観察しながら過ごすのですが、会費は飲む人と同じように取られ、少々分の合わない疑問を感じています。でも酒を飲んでいたころは大酒を飲んだ分余計に払ったこともない訳ですから五分五分といったところでしょうか。

 昨夕は妻の計らいで大和屋という道後のホテルで開催されているビアホールへ食事を兼ねて出かけました。大和屋というホテルの料理人をしている姪がノルマとしてチケットを販売しているので、その片棒を担いだのです。毎週金曜日にわが家へやってきて、妻にお花の出張指導をしてもらっているお花の先生を招待し、ついでに近所道後緑台に住んでいる孫朋樹も誘い4人での食事会となりました。2階ホールには万席ではありませんでしたが、時間が経つにつれてそれなりに客が集まっていました。予約席に陣取って飲み放題食べ放題の1時間半が午後6時に始まりました。和洋中華折衷のメニューは豊富で、メインテーブルに並んだ料理の中から肉類、魚類、野菜類、スイーツ類、麺類、果物類などを少量多品目好みに合わせ選んで皿に盛り、手当たりしだい食べるのですが、飲み物と一緒に食べるので15分ほどすればお腹いっぱいになってしまいました。

若松進一ブログ

 孫の朋樹は色々な料理に挑戦していましたが、オレンジジュースを3杯もお代わりしてご満悦でした。妻もお花の先生も少しだけビールを飲もうと大ジョッキに半分程度入れて挑戦していましたが、殆ど残してしまったようです。朋樹は私のカメラを持ち出して妻と先生の食べる姿を写真に収めました。私も朋樹の写真を撮ってやりましたが、孫は今日前歯が抜けたそうで、ずっこけた姿になっていました。

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 色々な話をして和やかに過ごしましたが、1時間半はあっという間に終わりました。さあ今度はお風呂です。お酒を飲まない私たちにとってお風呂とセットになっているのはこのチケットの魅力なのです。孫と私は早速エレベーターで地下1階に降り風呂に入りました。ビアホールの宴会はまだ続いていたため広いお風呂には殆ど客がおらず、まるで私たちの貸し切り専用みたいなものでした。道後温泉の、しかも一流ホテルの温泉は手入れも行き届き、まるで温泉旅行を楽しんでいるようなゴージャスな気分になりました。朋樹は私の背中を流してくれ、私も朋樹の背中を流してやりました。あんなに小さかった孫も、はや小学校一年生に成長しているのです。それに比べ私は緩やかながら老いへの坂道を下っているのだと鏡を見ながら納得しました。

 やがて風呂も楽しんだホテルをお出て孫と先生を送り届け9時半ころにわが家へ帰ってきました。束の間の楽しかった余韻を感じながら床に着きました。

  「酒飲まぬ 身でありながら ビアホール 割に合わぬが 料理納得」

  「三杯も ジュースお代わり する孫に お腹心配 大丈夫?かと」

  「頭上 タオルを置いて いい湯だな 道後温泉 孫と楽しむ」

  「飲むほどに 酔う人の声 高くなり これもまたよし 活気があって」

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