shin-1さんの日記

○俺の顔ってこんな顔

 「自分の顔に自身を持て」とよくいわれますが、私は顔に自信がないので自身の顔に自信が持てないのです。そのため写真に写るのは余り好きではありません。ですから集合写真を撮る場合も出来るだけ後ろの出来るだけ橋の方に陣取ってきました。しかし様々なイベントや行事を手がけたり講演などに行くと知らず知らずのうちに写真に撮られ自然体ともいえるスナップ写真が送られてくるのです。「肖像権の侵害だ」と叫んでみても既に撮られているのですから文句のつけようがないのです。しかしつい最近になって写真に撮られることが余り苦痛にならなくなりました。やはり歳のせいでしょうか、はたまた「今更格好よく見せなくても」という諦めの心境なのでしょうか分りませんが、それなりに撮れているのです。

 昨日も逆手塾のスナップ写真が数枚、田中一裕さんから送られてきました。先月開いた逆手塾での一コマですが、カメラを意識せず何のわだかまりもない写真には私の地金が出ているようでついつい嬉しくなりました。特にハーモニカを吹く姿は何とも味のある顔なのです。送られてきた写真を見て私の体の痩せ具合が気になると妻は言います。13キロも痩せて頬骨が出ている姿は何ともみすぼらしい意から、少し肥えてと言うのですが、今のところ体調もよく、痩せてはいるものの顔色がすこぶる良くなったと仲間も認めてくれています。「お父さん少し背中が丸くなっている」と妻の鋭い指摘にもへそや腰で歩くよう極力背筋を伸ばしています。暇でも出来たら写真の整理もしたいと思いつつ、最近の写真を気に入って眺めるこの頃です。

 私のデジカメ写真が私のパソコンの中にはやたらと収録されています。フィルムを現像したり焼き付けたりしていないので劣化はしないのですが、デジタルの情報はウイルスや落雷などでいつ何時アウトになるか

分らない危険性もはらんでいるので、デジカメの写真もプリントアウトしておかなければとあれやこれや思うのですが、これも一向にはかどる気配がありません。先日も妻が「お父さん、私と一緒に鳥取に行った時の写真がブログで消火されていると友だちから言われたのに、自分では見てないがあれはどうなってるの」と厳しい指摘がありました。妻を横に座らせそのブログの写真を見せたら納得した様子でした。多分バックに花や歴史的景観が上手く配置されているから、モデル自分が結構きれいに写っていると勘違いしての納得だったようです。

 しかし私は妻と同伴旅行しながら何故か最近の写真でも二人がツーショットで写っている写真は皆無なのです。この顔で気恥ずかしさがあるのでしょうか。次は思い切って二人の写真を誰かに頼んで撮ってもらいたいと少し心の変化が現れています。新婚旅行すら二人の写真は皆無なのですから大変な心境の変化と成長です。

 写真はその場その時を物語る貴重な生き証人です。これからも自然体の写真をせいぜい楽しみたいものです。

  「テレビより あんたの顔は ラジオ向き いわれ続けて それでも目立ち」

  「近頃は 顔に自信が 少しだけ いい顔してるぜ カメラ腕いい」

  「三十余年 夫婦してるに 一枚も 二人の写真 ないのですから」

  「六十年 生きてこの顔 味が出て 出がらし後は ごみに出される」 

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