〇漫画に込められた思い

安心して感染漫画

図書館や本屋さんが遠い位置にある田舎暮らしをしている私にとって、外の人と出会う機会も加齢とともに減り続け、唯一新聞とパソコンが社会の動きを知るツールとなっています。毎日新聞やパソコンを見ていると、世の中のの動きはめまぐるしく、朝の話題が夜にはとんでもない方向に動いて、驚くことが多くそのスピードについて行けないのが正直なところです。

 新聞やパソコンで知り得る情報はすべて真実でもなく、それらを見極める冷静な判断が必要ですが、時には浅学菲才な私の心を揺さぶったり、なるほどと納得するようなことも沢山あり色々なことに気づかされます。そんな中世情を賑わしているコロナについて、新潟県見附市の公式facebookに投稿された「安心して感染したい」という衝撃的タイトルの漫画が注目を集めているようです。

「コロナにうつらない」「コロナをうつさない」は誰しも願うところです。しかし毎日の様に日本の各地では1000人を超す感染者が出ている現状では、自分だけはと思ってもいつ何時自分もその当事者になるかも知れないのです。そんな時自分に言い聞かせるのは、「うつすのも、村八分にするのも、後ろ指をさすのも、陰口を叩くのも、ウイルスじゃない、この『人」』なんだよなあ」というつぶやきが全てを言い表しているようです。

 私たちの身近な場所に音もなく忍び寄るコロナウイルスは、私たち心の弱い人間を試しているようにも思われます。私自身も既に知らない間に感染しているかも知れないと思うと、他人事ではありません。他人を思いやりながら自分というもう一人の自分とどう向き合うか、今年の夏は様々な気づきがありました。

「図書館も 本屋も遠い 田舎住む 新聞パソコン 知識はこれしか」

「会う人も 加齢とともに 減り続け ほおっていたら 誰とも会わず」

「新潟の facebookに 載っていた 漫画話題に なるほど納得」

「結局は コロナじゃないよ 人なんだ つぶやき言い得て 妙なる言葉」

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