人間牧場

〇子ども体験塾底引き網体験航海(その2)

私たちを乗せた4隻の底引き網漁船は、午前8時30分過ぎに上灘漁港を出港して沖合の漁場へ向かい、約1時間半網を入れて操業し、網を揚げて港へ帰ってくるまで約3時間余りを費やしました。漁師さんの話によると今年は潮回りが悪く漁獲は今一でしたが、それでも水揚げされた4隻の漁獲物は、鯛やチヌ、鱧、エソ、ワタリガニ、ミズイカなどなど多彩でかなりの量がありました。

水揚げされたお魚3分
大量の魚をお持ち帰り用に調理する中尾さん親子
地域事務所ロビーでの開会式
漁港での記念撮影
漁村センターでの閉会式

 子どもたちが、余勢をかって灘町の海岸清掃や漁村センターの2階で感想文などを書いている間、スタッフは中尾さん親子の包丁さばきで、約50等分に切り分け、また前野さんたちによる鯛めし炊きに大わらわでした。例年だと魚料理を楽しむのですが、今年は新型コロナウイルスの影響でそれも出来ず、お持ち帰り中心のメニューになってしまいました。

 それにしても中尾さん親子や前野さんたち女性スタッフの機を見て敏な活躍は、流石田舎のおばちゃんだけあって、あれだけの魚を全て残さず持ち帰りが出来るように振り分けて処分してくれたのですから驚きです。毎年恒例となっていて子どもたちが楽しみにしている底引き網体験航海も、今後どうなるか心配していますが、まあ今年も多くの方々の協力で、事故もなく無事終えることができ、責任者の一員としてホッとしています。

「今年は 顔にマスクし 船に乗る お陰様にて 事故なく終える」

「大量の 魚切り分け 持ち帰る 準備大変 何とか間に合う」

「子どもたち 鯛めし魚 手土産に 意気揚々と 引き上げ帰る」

「無事終えて ホッと一息 午後1時 飯食う暇も なきほど働く」

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