人間牧場

〇えっ、鯉が海で泳いでいる?

 昨日の朝の出来事です。いつものようにブログを書き終え、ウォーキングに出かけました。このところの雨で増水した上灘川の茶色く濁っていた水も、幾分清流を取り戻しているようですが、川沿いの道には川が溢れて流れ出た土砂や流木、ゴミなどが散乱し、すさまじかった大雨の爪痕があちらこちらに見えました。

鯉の群れが海を泳いでいました

 国道を渡り、上灘漁港の中突堤を歩いていると、上灘川河口付近で大きな魚の群れが泳いでいるのが見えました。「何の魚だろう?」とよ~く見るとそれは10数匹の鯉の群れでした。淡水魚であるはずの鯉が、汽水域とは言いながら海と思われる場所でクサフグと一緒に泳いでいる姿に、大いに驚きました。

 この鯉は老人憩いの家の前の川のたまりに、放流した鯉のようでした。わが家にも親父が存命中、一時沢山の鯉を飼っていましたが、親父が歳をとり世話ができにくくなったため、一匹ウン10万円もする長年大事に飼っていた池の鯉をこのたまりに放流しました。その後ウォーキングの折々にそのたまりで、昔飼っていた懐かしい色をした鯉を見かけていました。

 この鯉たちは先日の雨で増水した水に、下流まで流されたもののようでした。水量が減ればまた遡上して元の場所に戻るのか?、はたまた海に出て海魚になるのか?、鯉のみぞ知る未来です。若い頃NTT松山支店のロビーにある日突然、淡水魚の鯉と海水魚の鯛が一緒に泳いでいる姿を見て驚いたことがあります。鯛は真水では泳ぎませんが、鯉は海水でも塩分の濃度が薄ければ平気で泳ぐことは、水産高校漁業科出身の私には容易に理解できます。でも鯉が海で泳いでいる姿に驚きを隠せなかった朝でした。

「ウォーキング 堤防下の 海の中 鯉群れ泳ぐ 姿にびっくり」

「飼っていた 鯉をたまりに 放したが その後大きく 育っていたが」

「大雨で 増水海まで 流された 鯉たち一体 これからどこで」

「クサフグと 一緒に泳ぐ 鯉の群れ 理解できるが やはり違和感」 

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