人間牧場

〇小動物小型スズメバチが作った芸術品

 昨日生け垣に植えているツツジの剪定作業をしましたが、生け垣は蜂やクモなど小動物の住処でもあるため、草刈り機の刃が近づくと色々な小動物が、逃げ場を失われたように驚いて飛び出してきました。一番怖いのはスズメバチで、既にこの時期になると営巣を始めていて、うっかり巣に草刈り機の刃を突っ込むと、襲ってくるので注意をしなければなりません。

芸術品と思えるような小型スズメバチの巣

 本当はこれまで何度か痛い目に遭っているので、スズメバチに刺されないよう雨合羽を着て作業をするのですが、昨日は気温が30度を超す真夏日で、それどころではなく作業着での無防備作業となりました。昨日もスズメバチが何匹か確認できましたが、幸い大事には至りませんでした。

 菜園の隅にはちょっとお洒落な円筒型に剪定しているのも何本かありますが、その一本の剪定を終えて地面をよく見ると、何やら徳利のような姿をしたものが落ちていました。草刈り機のエンジンを止め、手に取って珍しいその姿に目を奪われました。徳利蜂の作ったものだと思っていましたが、夕方作業が終わってネットで調べてみると、どうやら小型スズメバチの巣のようだと分かり少しびっくりしました。

 それにしてもあんな小さな小動物が、土と体内から出したと思われる粘液で、どのようにしてこんな超薄型の徳利に似た芸術品を作ったのか、人間も真似のできない神業に大いに驚きました。孫たちに見せてやろと自宅に持ち帰り、机の上に置いていましたが、昨晩は家族それぞれが驚きながら手に取って見ていました。

「生け垣は 小さな生き物 格好の 住処になって 出てくる出てくる」

「徳利に 似た巣姿 地面落ち 拾い手に取り まざまざ見つめ」

「ネットにて 調べてこの巣 スズメバチ 土と体液 使って作る」

「人間も 真似のできない 芸術品 家族もみんな 感心しきり」  

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