人間牧場

〇一枚の写真パネル手元に戻る

 昨日シーサイド公園へ青梅を届けに行きました。シーサイド公園は来年の3月まで改修工事のため長~い休園に今月末から入る予定です。じゃこ天のお店は灘町集会所横の広場へ仮店舗を構え、細々ながら営業を続けるようですが、特産品センターなどは9ヶ月間も休業となるため、休業を余儀なくされ一時的に職場を失う従業員さんの生活のことも心配です。

手元に返された一枚の写真パネル

 25年前私が担当し思いを込めて造った施設なので、それはそれとして思い入れが強くその行方がどうなるのか?、気になって仕方がありませんが、ある意味私の手や頭にこびりついているシーサイド公園の存在から、否応なく離れなければならない時期が来たことを認識しなければならないようで、少し寂しく少しホッとが正直な偽らざる心境です。

 昨日帰り際、特産品センターの女性職員さんから、かなり大きい見覚えのある一枚の写真パネルを手渡されました。シーサイド公園の中庭にモアイ像とともに木をくり抜いて造った丸木舟が置かれています。この丸木舟は私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループが建造し、沖合に浮かぶ無人島由利島まで航海した思い出多いもので、無人島キャンプに使った後、安住の地を得てここに屋外展示されているのです。

 写真パネルは由利島まで航海した当時の写真で、パネルにして展示していましたが、丸木舟も写真も心無い人たちにとってはこれから先は無用の長物となりそうで、とりあえず写真は持ち帰り、昨日は濡れ雑巾で丁寧に拭き長年の埃を落としました。これからこの写真パネルはわが家の横にある海の資料館「海舟館」のどこかに展示保存しようと思っています。

「改修の 間もなく始まる 公園に 置いて展示の 丸木舟どうなる」

「一枚の 写真パネルを 戻されて 持ち帰り雑巾 埃を落とす」

「25年 あっという間に 過ぎ去って 塩害老朽 改修工事」

「一時代 終えて寂しく ある部分 ホッともしてる 正直気持ち」

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