人間牧場

〇家庭菜園の畝立て

 昨日は雲一つない好天に恵まれ、爽やかな一日でした。そろそろ夏野菜苗の植え付けを始めなければならないので、先日雑草を取り除き石灰と牛糞を撒いて中耕していた畑に入り、畝立てを行いましたが、日中は上着を脱いでも汗ばむほどの陽気でした。

今年はスイカとトマト、それに長ナスの畑を連作障害が起こらないよう真逆にすることにしました。夏野菜は成長は早いので畝は専用の定規で測り少し広めに取ります。東側と西側の位置がズレると、畝が歪んで空き地が出来たり足らなくなったるするので、気をつけなければなりません。

 棒縄を張り、幅鍬で土を跳ね上げて溝や畝を作る作業は簡単なようで中々です。菜園の農作業を一手に引き受けていた親父が亡くなって早5年が経ちました。棒縄も平鍬も親父が使っていた当時のものですが、やはり長年の経験がものを言った親父のようには中々できず、親父の偉さをいつも垣間見るのです。

 わが家の菜園の直ぐ下にある田んぼは、私と同い年のご主人が病気で長期入院していて、今年から田んぼは作らないそうですが、娘さんの友人が4~5日前からやって来て、田んぼの端の方を使って野菜つくりのための耕しを始めたようです。昨日は見かけぬ若者が草刈り機で草を刈っていました。上から下へ声をかければその若者は手を休め、私の話に応じてくれました。

 聞けば新規就農の研修中のようで、頼まれて草を刈っているようでしたが、ニワトリを平飼いする夢を持っているようで、私の自著本「昇る夕日でまちづくり」を面白く読んだとのことでした。「遊びの農業は楽しいが飯を食わねばならない農業は厳しい」などと話をして別れました。夕方やっと畝立てを終えましたが、昨日はいい汗をかきました。早速馴染みの苗屋さんの都合を聞いて苗を取りに出かけ、植え付けを始めようと思っています。

「雲一つ ない好天で まるで初夏 汗をかきつつ 畝立て黙々」

「まだ素人 同じ道具を 使っても 親父のように 出来ぬ不器用」

「下田んぼ 今年は稲を 植えぬよう 寂しい限り 地主入院」

「就農を 予定している 若者が 草刈り作業 少しお話」

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