人間牧場

〇手作りのスマホ入れ小袋

 私はタブレットや携帯電話、カメラなどの他に財布や腕時計、名刺入れ、免許証などなど、外出の七つ道具とも思える幾つかの持ち物を、ポケットや私愛用の木になるカバンに入れて持ち歩いていますが、歳をとったせいか、先日は一番大事にしている気になるカバンまで、日本テレビの取材に夢中になった訳でもないのに、JR下灘駅に置き忘れるという大失敗までやらかしてしまいました。

 幸い地元の人に見つけ保管してもらい、親友冨田さんを介して手元に帰ることができましたが、そんな一部始終を傍で見ている妻は、このままだとまた何かを無くすかも知れないと、気が気ではないようです。そんな折ガラ携の電話の不具合からスマホを手に入れました。まだ買って一週間ほどなので使いきれていませんが、これから温かくなるとズボンのポケットに入れて汗で汚れることが予想されるため、昨晩袋を縫ってくれました。

私はまるで小学生の持ち物袋のようで恥ずかしいと反対したのですが、早速少し分厚い布を切り分け針と糸で手縫いをしてくれました。僅か30~40分ほどの短い時間でしたが、それなりの袋ができました。私は顔は悪いが目がいい方なので、小さい針穴に裸眼で細い糸を通すことが出来るため手伝わされました。出来た袋にスマホを入れてみましたが、草刈りなどの畑仕事をすると、どうせ携帯呼び出し音もバイブレーションにも気が付かないし、車の運転中や会議中・講演中も電話に出ることができないのでので、カバンに入れられるように段床材布で、さらに作業中は近くのどこかにぶら提げることができるよう紐まで通してくれました。優しい妻です。

家を出る時、妻を巻き込んで毎日の様に、「時計はどこ?」「名刺入れはどこ?」と相変わらず騒いでいますが、この一ヶ月は会議やイベント、講演が新型コロナウイルスの影響で中止や延期を余儀なくされ、出ていく機会が極端に減っています。スマホを入れた妻手作りの小袋を木になるカバンに入って出かける日もそんなに遠くはないようです。

「外出時 持ち物探す こと多く 無くし騒動 再々あって」

「ガラ携に 替わってスマホ 無くしそう 心配妻が 小袋手縫い」

「温かく なって汗濡れ しないよう 木になるカバン 専用入れ物」

「小学生 小物入れ物 よく似てる いやだと渋る 私尻目に」

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