人間牧場

〇生まれて初めてのダンプカー運転(その2)

 亀本さんと息子が豚糞野積み場を掘り起こし、カブトムシの幼虫を集めている間私は、石岡さんが使っている軽四ダンプカーに豚糞を積んで、人間牧場まで運ぶことにしました。石岡さんにショベルカーでダンプカーの荷台に、豚糞をいっぱい積み込んでもらいました。勿論ダンプカーを運転するのは私ですが、小型とは言いながら生まれて初めてダンプカーを運転しました。養豚場から柳沢公民館~朝が峠~池久保~人間牧場までの山道はカーブが多く道も狭いため、注意しながら運転しました。

片道約40分もかかり、やっと人間牧場へ到着し、落ち葉ストッカー前の広場に豚糞を下ろすのですが、荷台の後ろのドアーを開け、石岡さんから教わった通りスイッチを押すと、荷台が持ち上がりほぼ予定通り予定の場所へ下すことが出来てホッとしました。休む間もなく元来た道を引き返しましたが、特に柳沢公民館前から続く道は農道や林道が幾つも分かれ道となっていて、集中しないと間違えそうになりました。記憶を頼りに引き返すと、途中まで息子と石岡さんが既に下山して出迎えてくれました。

 石岡さんにダンプカーの運転を引き継ぎ、私は息子の運転する軽四トラックに乗り移ってお別れをしました。帰り道牛の世話のため先に帰って会えなかった亀本さんにお礼を言うため、田処から一度しか行ったことのない亀本さん宅へ、記憶を頼りに細い道を走りましたが、私の記憶も大したもので、迷うことなく亀本さんの牛舎までたどり着きました。亀本さんには会えませんでしたが、居合わせた奥さんと息子さん、それに愛情をもって育てている10数頭の乳牛に笑顔で出会いました。

 帰り道は法師から壺神集落~松尾集落~本村~池久保集落の、今まで1~2度しか通たことのない山道を記憶を頼りに走り、無事人間牧場まで辿り着きました。思えば昨日は下灘の端々を軽四トラックで、息子と二人で縦走横走するかなりショッキングなハラハラドキドキの小さな旅でした。運転した息子さえ「車に酔った」というほどの曲がりくねった悪路を、無事走り終わりました。またいつの日か、息子の知らない町内のあちこちを一緒に走ろうと思っています。(この道を走ったのは今日、松尾集落にある妙見山城の調査があって、史談会長として参加する予定でしたが、急遽カブト虫の作業が入り参加できなかったため、妙見を通る道を選びましたが、既に午後2時過ぎを回っていたので、解散したと思われる後でした)。

「ダンプカー 豚糞満載 山道を 一人走って 牧場到着」

「ダンプカー 生まれて初めて 運転し 不安ながらも 何とかなった」

「ボタン押す 言われた通り 豚糞を 積んだ荷台が 上がり感激」

「山道を 息子と二人 縦横走 息子お目々を 白黒させて」

[ この記事をシェアする ]