人間牧場

〇里芋洗い

 今年は里芋が大豊作で、土の中でそのまま越冬している里芋を、何日かおきに、2回に分けて食べるほどずつ掘り出し、私が芋洗い用に端材で作ったX状の道具を使って丁寧に洗います。昔はこの方法を「芋ごり」と言っていたようです。バケツに掘った芋を入れ、水を張ってX状の道具でかき回すのです。やがてX状の道具や芋と芋がすり合って次第に芋を覆っていた皮が剥がれるという算段です。

芋洗い

掘ってすぐの里芋の皮は柔らかくて外れやすいため、水を2~3度替えてかき回すだけで、綺麗な白色の芋肌が出てくるのです。里芋は煮物野菜の王様で、聖護院大根とともに、双海特産の大羽イワシの出汁で煮てもらい、夕食の食卓に出してもらいました。大根類は既にトウが立ち始めていますが、葉っぱを切り落とす首切りをしているものは、まだ当分の間食べられるため、せいぜい楽しもうと思っています。

ちなみに「芋ごり」という芋洗い方法は、時々人間育ての方法の例えとして用いられることが多いようです。つまり芋と芋がお互いをこすり合って綺麗になる共磨きなのです。最近は少子化で兄弟姉妹の数が少なく家庭での共磨きの機会は少なくなり、また児童生徒数の少ない学校でも同級生や上級・下級生との共磨きの機会が少なくなりましたが、それを補うように町内3小学校の生徒を集めて共磨きの機会を増やして効果を上げています。

 里芋は畑の土の中にまだ沢山眠っています。そろそろ時機を見て掘りだし、大きい物は種芋として利用し、残った芋は食用にしてせいぜい楽しみたいと思っています。里芋は水を好む作物なので、夏の暑い頃になると、朝晩谷灌水をしなければなりません。今年の大豊作の陰には、私の夏の努力が実ったものと勝手に思い込み、一緒に食べる妻に自慢しながら味わっています。

「里芋を 掘り出しバケツ 芋洗い X状の 道具で洗う」

「芋ごりは 里芋どうし 擦り合い 共磨きあい 綺麗になって」

「芋ごりは 子ども育てる 見本です 子どもの数が ちょっと心配」

「今年も 種芋植えて 里芋を 沢山作る 決意も新た」

 

[ この記事をシェアする ]