人間牧場

〇ヒジキの加工

 昨日は旧暦の2月2日大潮でした。本当は前日の新月の日に磯に出てヒジキを刈りたかったのですが、不運にも4~5日前からぎっくり腰を患っていて、それどころではなかったのです。昨日はそのぎっくり腰も随分よくなり、伊予市街の整骨院で朝一番再度診療してもらって帰宅しました。昼食を終えて仕事に出かける妻からは、「再発したら大変だからじっと養生するように」と釘を刺されていましたが、午後2時過ぎ手持ち無沙汰なため、軽い気持ちで鎌などの七つ道具を軽四トラックに積み込んで、とっておきの磯に出かけました。

大釜でヒジキを茹でる
薪を割るのも一苦労でした

 まだ潮の引くのが不十分でしたが、腰に負担をかけない程度ヒジキを刈りました。今年は暖冬の影響でヒジキの根元に別の海草が付着しているので、先の方を刈り車に積んで持ち帰りました。ヒジキをポリ桶に水を張って入れ、綺麗に水洗いして数日前からこの日のために用意していた大釜に入れながら、軒先の置いている薪を割ってかまどに火をつけ、茹でる作業開始です。ヒジキの加工は手間のいる作業です。薪に火をつけてから延々4時間も火を切らさないよう焚き続けなければなりません。

昨日の午後は良い天気でしたが、夕方から雨模様になるという天気予報通り、周りが暗くなる午後7時ころになると大粒の雨が降り出しました。大型の懐中電灯を点け、傘を差しながら20分おきに薪をくべ、8時30分頃に最後の薪をくべて火止めしました。昨晩大釜の中で一晩蒸されたヒジキは、今朝一番で蓋を取ってみると、程よい柔らかさに仕上がっていました。今日はこの茹で上がったばかりのヒジキを小袋に小分けして、親類や仲間にお裾分けしようと思っています。腰の具合も何とか持ち直してきました。早く治さないと農作業も待っています。

「このところ ぎっくり腰を 発症し おとなしくしろと 妻に言われて」

「新月は 大潮時と なりにけり いてもたっても いられず行動」

「磯に出て 少しだけれど ヒジキ刈る 釜で茹で揚げ 昨晩蒸して」

「加工した ヒジキみんなに お裾分け 腰の痛みも 忘れあれこれ」

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