人間牧場

〇秋の野の花

 10月も半ばを過ぎていますが今年は暖かく、昨日の朝のウォーキングなどは少し汗ばむほどでした。それでも秋は次第に深まり始め、わが家の借景である本尊山周辺の山も、ハゼモミジなどが色づきつつあるようです。

川沿いには昨日、顔見知りの若い人の家の新築建前だったようで、大きなレッカー車が柱や建築資材を吊り下げて作業をしていましたが、近頃の家の建前はスピードが速く、夕方には今にも住めそうな家になっていてびっくりしながら見上げてしまいました。もう45年も前の遠い記憶となりましたが、わが家を新築した若かった頃を思い出しました。

この時期は秋の七草を始め色々な野の花が咲いて、ウォーキングの途中思わず立ち止まったり座り込んだりして見惚れています。そろそろ秋を彩るツワブキの黄色い花も咲く頃で、間もなくノジギクとともに海岸線を彩ります。

「ウォーキング 途中足元 目をやれば カレン野の花 あちこち咲いて」

「わが家から 見える借景 本尊山 ハゼモミジなど 少し色づく」

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人間牧場

〇秋の健康メモ

 食べ物の美味しい季節になりました。田舎ゆえミカンや柿、栗などの果物を沢山いただき毎日美味しく食べていますが、若かった頃に比べ食べる量は随分減って、下手をすると食べきれず腐らしてしまいます。私たち夫婦は戦後まもなく生まれ、勿体ない時代に育っているので、ついつい勿体ない意識が働き食べ過ぎてしまいます。昔から「腹八分は健康のもと」と言われているので、最近はもう一つ増やして食べるより、もう一つを我慢するよう心がけています。

 私のような後期高齢者になると(なったばかりです)、食事の基本は脂肪分、塩分、糖分の取り過ぎに注意をしなければなりません。特に脂肪分の多い食事の食べ過ぎは、胃への負担が大きいばかりでなく、肥満や生活習慣病の原因にもなります。常に腹八分目を心がけることが健康の秘訣のようです。ゆっくりとよく噛んで食べると消化吸収もよくなり効果的です。

 最近壁に面して両手を床につき逆立ちをしています。「この歳になって逆立ちし損ねて怪我でもしたら大変だから止めて」と妻は自制を促しますが、私は意に関せず「えい」と掛け声をかけてやっています。若い頃は何でもなかった逆立ちも、今ではするのに一苦労です。でも毎日続けると段々上手くなってきました。逆立ちには血液の循環を良くし、疲れやストレスを緩和させる効果があるようです。「そんな逆立ちまでして、一体何歳まで生きるつもりなの!!」と妻の追い打ち言葉が返ってきます。私も負けずに「死ぬまで生きる」と言って、夫婦二人で大笑いしました。他愛のないささやかなわが家の平和です。

「秋になり ミカンや柿や 栗並ぶ 勿体ないが 食べ過ぎないよう」

「昔から 健康なるには 腹八分 もう一つ減らす 勇気いります」

「歳とると 肥満や生活 習慣病 気をつけないと 死期が近づく」

「逆立ちを している私 見た妻が いつまで生きる 私死ぬまで」 

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〇黒豆の枝豆

 毎年のことながらこの時期になると、入魂にして貰っている水口種苗店から「そろそろ食べごろなので採りに来るように」と、わが家へ電話が入ります。昨日は喜んで午前10時ころ軽四トラックで出かけました。事務所に行くと奥さんのまり子さんが待っていたかのような笑顔で迎えてくれ、早速二人で黒豆が植えられている畑へ出かけました。

車に積んで持ち帰った黒豆枝豆
沢山の実をつけた黒豆枝豆

畑に入り、まり子さんの指示に従って、足の親指ほどもある黒豆の根元の幹を、クリッパーで次々と切り離しました。30株は有にある程いただき、荷台に積んで意気揚々と引き揚げて帰りました。早速いつもの如く、思いつくまま知人友人親類にお裾分けをして回りましたが、その数ざっと20軒でした。最後は予想より早い雨が降り出しました。

普通豆ちぎりは妻と若嫁がやりますが、昨日は仕事に出かけている妻と若嫁に替わって私がわが家2軒分の豆ちぎりをしました。帰宅した二人に大層喜ばれましたが、妻には「大助かりで嬉しいけれど、慣れないことをするから雨が降った」とけなされました。昨晩は食卓に取り立て、湯がき立ての黒豆枝豆が出され、黒豆のモチモチした食感を大いに楽しみました。今年の豆は最高の味でした。

「今年も 実りの秋に 黒豆の 枝豆採りに 一人で出かけ」

「黒豆の 植わった畑 奥さんと クリッパーにて 根株切り採る」

「トラックに 積んであちこち お裾分け みんな喜び 勿論私も」

「昨晩は 黒豆枝豆 湯がき立て 美味い美味いと 誉めつつ食べる」

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〇五行歌の会の報告書が届きました(その2)

  20周年記念誌「ぬくぬく」に掲載された私の次の歌に、広島に住む「ゆうゆう」さんから、感想コメントが送られてきました。
  若い頃
  流行った昭和の
  歌唄う
  認知症でも
  忘れもせず

(◎若松進一さん「若い頃」  私の母も、認知症になっても、亡くなるまで、子どもの頃や若い時に覚えた歌を歌っていました。特に作者のお歌にあるように、「昭和」の歌は、昭和に育った者にとっては、原風景を思い起こさせるものではないかと思います。そんな心に残る歌や風景があるというのは嬉しい事でもありますね。

上田市に住む風祭智秋さんからは私の作品に返歌を送っていただきました。
  インフルエンザ
  A型大流行
  絆も深く
  家族全員
  次々移り

 仲良し家族には
  病気も次々移りますが
  思いやりも伝染します
  大丈夫?
  早く治さないとね

「その道の 達人わが歌 批評する 駄作がゆえに 汗顔至り」

「人は人 私は私と 割り切って 学ばないので 上達もせず」

「なるほどと 納得しつつ 批評読む 早くも次の 締め切り近づく」

「一席に たった一回 なりました 間違いかもと 未だに思う」
  

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〇しめ縄用の藁

 時の流れは早いもので、一週間前までは暑い暑いと思っていたのに今朝はかなり冷え込んで、5時30分に自宅を出て毎日恒例のウォーキングに出かけましたが、降って歩く手先が冷たく感じられ、そろそろ手袋も用意して歩かねばと思うほどでした。

天日干しする稲藁

 一昨日親友の西岡さんがトラックに積んで藁を持って来てくれました。「えっ?もうそんな時期」と思いましたが、この藁は西岡さんが作っているモチ米の新ワラで、わが家ではこの新藁を使って正月の注連飾りを作るのです。「えっ?正月?」と思うでしょうが、カレンダーをめくると後77日すればお正月ですから驚くことはないのです。

 2週間もすれば年賀状の発売が話題になるなど、これから深まりゆく秋とともに、何となく慌ただしい日々が続くようです。ところで最近は、コンバインの普及で刈り取りながら藁は刻まれて畑に返されたり焼かれたりするので、藁が手に入りにくくなりました。幸いなことに少し手間をかけて藁を確保してもらっているのです。

藁の少し大きな束をビニール紐できつく縛り、畑の隅の防護ネット柵に半分に割って干しました。青味を残すため陰干しを4~5日行い一旦倉庫に収納し、年末のよき日を選んで正月用の注連縄づくりをするのです。子どもの頃親父に教わった風習ですが、これからも続けたいと思っています。

「一週間 前まで暑い 思ってた 今朝は冷え込み 手先かじかむ」

「稲藁が 届いてそんな 時を知る 77日 すれば正月」

「畑隅 生の稲藁 防護柵 二つに割って 天日乾燥」

「この藁で 注連縄作る わが仕事 今年も元気で 神棚供え」 

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〇天高く馬肥ゆる秋

 

雲一つない青空に映える町のシンボル本尊山

台風19号が日本列島に大きな傷跡を残して去りました。幸い私たちの住む四国は台風がかすめただけで、かなり強い風が吹いたものの無傷で乗り切りました。昨日は台風一過の雲一つない秋晴れに恵まれ、わが家の借景である町のシンボル本尊山も笑顔のような姿をして空に映えていました。

この地方は台風被害に合わぬよう早生系稲の栽培をしている人が多いため、稲刈りは既に殆ど終わっていて、稲刈りの終わった田んぼにはまるで田植えを終えたころのように、株元から生えたひこばえが青々と茂って秋風に揺れ、その上をトンボが忙しそうに飛んでいます。

 最近は果物も年中出回るため、何がいつ旬なのか分かりにくいのですが、栗や柿など保存の余り効かない農作物が出回り、非農家のわが家へも連日栗や柿など秋の果物が届き、特に手間暇のかかる栗は、専用のハサミを使って鬼皮・渋皮を、テレビを見ながら取って、妻は冷凍保存に余念がないようです。

双子のブドウ

毎年のことながら人間牧場近くの農家が作っているブドウを、定期的に分けてもらって食べていますが、今年は豊作のようで例年になく長い間食べることができました。ブドウは私も妻も家族も大好物で、あちらこちらにお裾分けしながら、その味を楽しみました。昨日は双子のブドウに出くわし、何かいいことがありそうな予感がしました。

「秋晴れの 雲一つない 青い空 町のシンボル 本尊借景」

「栗もろた テレビ観ながら 皮を剥く 専用ハサミ 鬼皮・渋皮」

「柿・ブドウ 毎日デザート 食卓に 食欲の秋 妻肥ゆる秋」

「珍しい 双子ピオーネ 手に取って 何かいいこと ありそな予感」

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台風一過の運動会

 台風が静岡県の伊豆半島に上陸し、甚大な被害の爪痕を残して足早に去った昨日は、かなり強い吹き戻しと思える北東の風が吹きましたが、孫たち2人が通う由並小学校の運動会だったので、家族みんなで応援に駆けつけました。心配された雨も降らず雲一つない台風一過の秋晴れでしたが、時折土煙が舞う中で出場した孫たちに加え、PTAの副会長と役員をしている息子たち夫婦も忙しそうに参加をしていました。

国旗を持って入場行進する孫希心
応援演技をする孫希心
お母さんと一緒に出場した孫希心

私は学校評議員をしているので午前中前半は来賓席で、後半は灘町のテントの下に移動して、松前からやって来た若嫁の母親や妹家族と一緒に、大きな声援を送りながら観戦しました。少し早めのお昼休みは体育館に入り、若嫁が早起きして作った豪華な昼食弁当を広げ、みんなで美味しくいただきました。

 最近はどの学校も運動会が夏休み明けだったり、熱中症を気遣って春に変更したりと、運動会事情も随分様変わりしているようですが、私たちが子どもの頃は稲刈りの終わった秋祭り頃だったと記憶していて、町内で一番遅いこの時期の運動会も悪くはないと思いました。

私は新聞の訃報欄で友人のお父さんが亡くなったことを知り、運動会を午前中で切り上げて帰宅し、前日に続いて喪服に着替え、午後2時半からの葬儀に参列しました。毎日あれやこれやと行く所があるものだと、自分自身で感心しながら忙しい一日を過ごしました。ワールドカップラグビーは日本が勝って決勝トーナメントに進出し、プロ野球も巨人とソフトバンクが日本シリーズに進出することが決まりました。

「孫たちの 運動会を 参観に 家族で出かけ 大きな声援」

「孫希心 今年が最後の 運動会 早いもんだな 来年中学」

「70人 ほどの小さな 小学校 息子夫婦も 忙しそうに」

「運動会 午前で切り上げ お葬式 あれやくれやと 忙しい一日」

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人間牧場

〇台風一過

超大型の台風19号が四国からは遠ざかりましたが、静岡県伊豆半島に上陸した今回の台風は未曽有の雨や強風による災害の傷跡を残し、とりあえず今朝太平洋へ出たようです。昨日から今朝にかけて新聞やテレビで目の当たりにした惨状は、15号台風の復興もまだ出来ぬ被災地や被災者に追い打ちをかけ、他人事とは思えない辛い光景でした。最近の台風は、かつて台風銀座といわれた四国や九州が直撃を受けるパターンと違って、これまで台風被害とは縁遠かった首都圏を直撃するようなコースが多くなってきました。識者は地球温暖化の影響だと言っていますが、その真意は定かではありません。しかし超大型とは言いながらたった一つの台風の影響は計り知れないほど大きく、台風から遠く離れた四国でさえも強風が吹き荒れ、今日も朝から吹き戻しと思える強い北東の風が吹いて、海は白波の立つ大しけが続いています。自然の持つ凄いパワーには、人間の力など及ぶべきもありません。自然の恵みに感謝し自然とともに生きようと思った朝でした。

台風19号の軌跡
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〇ドングリの種蒔き

 先日近くのクヌギの木の下へドングリを拾いに出かけました。帰宅後傷んでいるものを取り除き、1日天日干し乾燥、2日陰干し乾燥させバケツに入れて水を張り、一昼夜漬け込みました。昨日は発布スチロールのトロ箱2つの底に穴を開けて畑の土を細かく砕いて入れ、プランター2つとともに苗床を作りました。

ドングリの種蒔き
種を蒔いた上に鹿沼土を被せジョロで水をたっぷりやりました
発泡スチロールの苗床
昨年蒔いたドングリも立派なクヌギの苗木に成長中です

水をたっぷり吸ったドングリの実を苗床に押し付けるように並べて行き、その上から少し小さい粒状の果沼土をドングリが隠れてしまうまで入れ、表面を平らにしてジョロで水をたっぷりやり、ドングリの種蒔き完了です。果樹園の下付近の半日陰の場所に昨年同様置いて養生させ発芽を持ちます。

昨年書いた私のブログを見ると、昨年は10月10日に同じような作業をしているようでした。その後ほぼ完璧にドングルは発芽して順調に育ち、立派なクヌギの苗木に成長しようとしています。その記録が記憶として蘇るのですからこんな嬉しいことはありません。昨年は見よう見真似、半信半疑でしたが、はてさて今年はどのくらいドングリが発芽するでしょう?。楽しみがまた増えました。

「トロ箱と プランター土 苗床に ドングリ並べ 種蒔き作業」

「昨年は 10月10日に ドングリの 種を蒔いたと facebookで」

「果樹園の 半日陰の 条件を 選んで養生 これから一年」

「放任園 クヌギの苗で 再生を しようと思い 今年も地道に」 

 

 

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〇曼殊沙華の球根が届きました

 曼殊沙華と言えば別名彼岸花で、秋の彼岸頃に町のあちこちで、目にも鮮やかな真っ赤な色をして咲いてるのをよく見かけます。最近親友で新居浜市に住む後藤田直良さんが自分のfacebookで白い曼殊沙華の花をアップしているのを見て、「綺麗ですね」と短いコメントを送らせてもらいました。後藤田さんは植物について博学だし色々な花を作って楽しんでいて、日常の活動も広範多岐な人生の達人として日ごろから敬愛し、アップしたfacebookを時々見ています。

後藤田さんから送られてきた球根

 一昨日外出先から帰ると、玄関先に小箱の宅配便が届いていました。 送り主は後藤田直良さんからでした。早速箱を開けると手紙が入っていました。「先般フェイスブックにて、白い曼殊沙華の開花をアップした折に、メッセージをいただき有り難うございました。白い曼殊沙華を植えていないとのことでしたので、花が終わりましたので掘り起こしてみました。白い曼殊沙華を5個と、黄色い曼殊沙華2個の球根をお送りいたします」と書かれていました。

手紙には続きがあって、「雲南百薬という植物は中国から長寿の薬草として渡って来て、沖縄で野菜として栽培されているようで、その球根も入れておくから「」と添え書きがありました。早速今日にでも苗床を作って植え大事に育てたいと思っています。白や黄色の曼殊沙華もさることながら雲南百薬とは驚きです。また一つ季節の巡りを迎える楽しみが増えてきました。後藤田さんありがとうございました。

「曼殊沙華 普通は赤い 花だけど 白と黄色の 花があるとは」

「毎日の ようにパソコン タブレット facebook仲間の 投稿覗く」

「新居浜に 住む親友の 後藤田さん 球根添えて 雲南百薬」

「来年の 芽吹きや花の 咲く頃が 楽しみになる 友のお陰で」

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