人間牧場

〇佐田岬半島の山桜

 毎年この時期になると、全国に散らばっているfacebook仲間が、自分が思っている自慢の桜を画像付きでアップしてくれ、さながら居ながらにして全国のお取り寄せ桜を見学できるのですから、有難い世の中になったものです。中にはまるでプロの写真家が撮影したような見事なものもあり、直ぐにでも行ってみたいような気持ちになっていますが、残念ながら・・・です。

高嶋さんがアップした山桜の風景

そんな中で先日、伊方町の高嶋さんが佐田岬半島の山桜の咲く風景をアップしていて、ついつい心を奪われてしまいました。というのもこの山桜には数多くの思い出があるのです。私の祖母は瀬戸町小島、妻の母も瀬戸町大久出身で私たち夫婦や家族のDNAは、日本一細長い三崎半島に由来しています。また私は18歳から25歳まで下灘の地で漁師をしていて、毎年この時期になると豊後水道を上って来る桜鯛を追って、佐田岬半島沖の伊予灘へ出漁し、半島の沖合から見事な山桜の咲く景色を感心しながら眺めていました。

 そんな思い出の場所なので、高嶋さんの写真に誘われ、昨日の午後妻を誘って出かけて行きました。海岸国道378号夕やけこやけライン、ゴゼが峠トンネル、頂上線国道197号潮風メロディラインを走ると、道の両側やそこここにこれでもかというほど桜が咲き誇り、左、右と変わりゆく桜を堪能する程見ました。

 やがて今では3町が合併して伊方町になった、伊方や瀬戸の山桜が見える絶景スポットに車を止め、妻と二人で感嘆の声を上げました。ところが手持ちのタブレットで写真を撮ろうとすると、何故か画面が真っ暗で、どうやら電池切れのようでした。しまったと思いましたが後の祭りです。仕方なく先へ行くのをあきらめて引き返し、亀ケ池温泉という温浴施設へ下って、温泉を楽しみました。少し早めの食事も楽しみ、またレストランでは「若松さんお久しぶりです」と、見覚えのある元商工会に勤めていた若い女性から声をかけられ、ビックリポンでした。

そんなこともあって証拠写真は残念ながら残っていませんが、高嶋さんにメールを入れ、facebookにアップしていた写真を了解を得てお借りすることになりました。高嶋さんありがとうございました。

「友人が facebookに アップした 山桜見に 妻を誘って」

「佐田岬 道の両側 遠望に 桜満開 目を奪われる」

「タブレット 画面真っ黒 電池切れ またヘマやった 妻に笑われ」

「友人に メールで了解 してもらい 自慢の写真 アップしました」

 

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