人間牧場

〇今年も三宅島からカサブランカの花が届きました

 もう20年数年も前、東京有楽町にあるフォーラムAという会場で開かれた全国町村監査委員研修会に講演を頼まれて出かけました。監査委員には議会選出の委員さんがいますが、その中に東京都三宅島の佐久間さんがいました。私の話を聞いた佐久間さんの紹介で、東京都の町村議会議員研修会に招かれたり、三宅島へも講演に出かけるなど交遊は続いています。

今年も三宅島の佐久間さんから送られてきたカサブランカの花

 三宅島の佐久間さんは律儀な方で、毎年この時期になる三宅島特産の、それは見事なカサブランカの花を送ってくれるのです。昨日外出先から帰ると玄関に白い長めの段ボール箱が宅配便で届いていました。ワクワクしながら開けると今にも開きそうな蕾のカサブランカの花が沢山入っていました。早速花の大好きな妻は、大きな砥部焼の花瓶を用意して、玄関先に活けてくれました。

私は古い人間なのでカサブランカと言えば鳥羽一郎の歌を思い出す程度ですが、佐久間さんから毎年届くので、インターネットで調べたりしながらその香りを家族みんなが楽しんでいます。昨日もわが家へ何人か来客がありましたが、特に女性の来客は目と鼻が敏感で、「素敵な花ですね」「とてもいい香りで癒されます」などと誉めてくれましたが、その度に「この花は東京都三宅島に住む佐久間さんという方が送ってくれた花です。綺麗でしょう」と、さも自分が誉められたように錯覚しながら自慢しています。

 この時期は室内と言えど玄関先ゆえ温度が低く、花のためには適温で、少しずつ花が開き長持ちします。若嫁はカサブランカの花が開く度に、花の茶色い花粉を摘み取り、花や洋服を汚さないよう気を配ってくれるのです。花のある暮らしは何となくウキウキするものです。今日は早速佐久間さんんへお礼の便りを書きたいと思っています。

「今年も 三宅島から 宅配便 カサブランカの 花がわが家に」

「律儀です こちらが恐縮 しています 南の島に 住む人思う」

「来訪の 人口々に 花誉める 妻も私も 都度に来歴」

「三宅島 全島避難 あった島 その後の暮らし 思い巡らす」

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