人間牧場

〇年輪塾の処志検定(その2)

年輪塾の塾長である私と塾頭の清水さんは、彼がJA農協から出向してえひめ地域政策研究センターへ出向してから、もう10数年を越えた付き合いをしています。私塾年輪塾を開塾するにあたり、私は博学な清水さんに塾頭をお願いしました。以来清水さんは小番頭の松本さんとともに、しっかりと塾を年輪経営してくれています。

正座して熱弁の亀本さん
立って熱弁の松本さん
座って熱弁の浜田さん
中国の古書大学の素読
目出度く処志検定に合格し3人に認定看板を授与しました

塾での学びをそれぞれの塾生が今後どう生かすかは、人づくりにとってとても大切な視点です。そのため処志検定なるものを考えました。当面10人の処志を育成すべく作戦を立てました。幸い清水塾頭が八幡浜日土の実家古民家「あらし山山荘」を、年輪塾の道場として使うことを引き受けてもらい、処志志望の塾生を受け入れて、師範をお願いしている辻先生の指導を得ながら、中間検定まで行ってくれました。

今回処志検定に名乗りを挙げた亀本さん(大洲市)、松本さん(伊予市)、浜田さん(松山市)は、この半年間、処志を目指して心を大いに高ぶらせました。処志検定には3つの関門があります。一つ目は年輪塾が人材育成のバイブルとしている中国の古書「大学」の素読、2つ目は「大学」の自分流の解説、そして3つ目は自らのこれからの志です。亀本さんは台座の上の座布団に正座して、松本さんは台座の後ろに立って、浜田さんは台座に腰掛けて、それぞれ約1時間の検定に挑みました。

検定の合格可否判定は辻師範、清水塾頭、それに私の3人ですが、それぞれの熱演を可として、ケヤキの板に辻師範直筆の処志看板を私の手から授与しました。今年は平成最後の年と言われていますが、その区切りの年に、目標通り10人の処志が誕生しました。それぞれの処志の今後の活躍に期待したいと思っています。あらためて辻先生と清水さんに厚くお礼申し上げます。

「3人の 処志検定 志望者が 素読・解説 希望を語る」

「10人の 処志を育てる 目標を 何とか達成 ホッと一息」

「処志師範 塾頭本腰 道場で 中間検定 超えて本検」

「人として 生きる道説く 大学を 学んで一本 筋金通る」

 

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