人間牧場

〇ミョウガの話

 わが家の裏には自然に生えたミョウガ畑が3か所あります。先日の台風12号の残してくれたお湿りで、ミョウガがボチボチ出始めました。緑濃い胸ほどもある葉っぱをかき分けて、白い乳白色の花を咲かせているミョウガを採りますが、ミョウガの下は昼なお暗い場所で、マムシの隠れ家には絶好の場所らしく、時々ミョウガ採りをしていてマムシに噛まれた話を聞くので、長い棒を使ったり手袋をはめたりして注意をしています。

ミョウガの美味しい季節です

 ミョウガはスーパーへ行けば年中出回っていますが、路地物は稲の穂が出揃うこの時期でないと食べれないので、主に薬味用に使っています。先日ミョウガの話をブログに書いたところ、友人の久保さんが、ミョウガの逸話を書き込んでくれました。ある程度は知っていた話しながら詳しい博学に感心したので、書き残したいと思い要らなくなった封筒の裏にメモをしたので、ワードプレスブログに再掲しました。

~仏教の逸話~
 「お釈迦様の信徒に物覚えの悪い弟子がいて、教えてもらった端から忘れて、時には自分の名前すら忘れる有様です。しかしの弟子は物覚えが悪いものの真面目に教えを守り、修行に励むことでついに悟りの境地に達しました。自分の名前を忘れぬよう、大きな名札を背負って修行したことから「茗荷」の字名をいただくことになりました。死後遺骸埋葬した地面から見慣れぬ芳香のする草が生えてきたそうです。それがえもいわれる芳香のする草で、茗荷の墓から生まれた草ということで、その草も「茗荷」と言われるようになった」というお話です。

 ミョウガは「親に似ぬ子はミョウガの子」とか、「ミョウガを食べ過ぎると物忘れがひどくなる」と言われていますが、それぞれに逸話があるものです。また一つ利口になりましたが、知った知識もすぐに忘れてしまうのが人間の常で、「あれ覚えてる?」と聞けば、「ミョウガを食べ過ぎて忘れてしまった」と、自分の記憶減退をミョウガのせいにしたりするのも面白い話ですが、これからは「茗荷」和尚さんのことを思い出しながら味わいたいと思っています。ちなみにわが家の昨日の夕食はそうめんの薬味にミョウガ、今日はミョウガの天ぷらのようです。ミョウガのせいにして益々忘れ状が良くなるようです。

「わがブログ ミョウガのことを 書きました 友人逸話 書き込み教え」

 「仏教の 話知っては いたものの さすが博学 ブログのお陰」

 「昨日薬味 今日は天ぷら 立て続け ミョウガ三昧 物忘れひどく」

 「ミョウガには ポリフェノールも 含まれて 目にいいそうだ 食べよ食べよう」

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