人間牧場

〇甘夏ミカンの収穫

 「えっ、初夏のこの時期にミカンの収穫?」と、みかんの産地愛媛でさえも、首をかしげたくなるそうですが、わが家では少々ミカンの木には負担をかけるものの、甘夏柑が色づいて収穫時期を迎えても収穫せず、初夏のこの時期まで樹上に置いて保存をするのです。収穫すると甘夏柑は保存が難しいので、わが家ではそんな方法をもう長い間やっているのです。

収穫した甘夏柑

 この時期になると無農薬栽培を知っている仲間から、甘夏柑をマーマレードにするので送って欲しいと催促があるのです。普通甘夏柑は皮を剥いて身を食べますが、勿論身も食べるものの、皮の内側についた綿毛を丁寧に取って細かく切り、何度か茹ではえて灰汁を取り、身も一緒に加え砂糖を入れて煮詰め、レモン汁を垂らすと、それは綺麗な黄金色のマーマレードが出来上がります。

 甘夏柑のマーマレードはパンにもよく合うし、時折は熱いお湯の中に入れると美味しい飲み物にもなり、疲労回復に抜群です。時折レシピを送って欲しいという人もいますが、わが妻は「砂糖が大さじ何倍」などというレシピなどにこだわらず、味見をしながら長年のアバウトな作り方で、殆ど毎年同じような味に仕上がるのですから、やはり主婦の力は凄いもので、今年もそろそろ作ろうと張り切っています。

 一昨日、果樹園に脚立を持ち込んで、樹上の天辺辺りになっている甘夏柑をキャリーに5箱ほど収穫しました。じゃこ天のお店の人や知人友人にお裾分けし、段ボール詰めした甘夏柑は昨日の朝、郵便局に持って行って宅配便で送りました。遠くは北海道などへも送りましたが、郵便局員さんの話だと2日もすれば届くそうで、便利な世の中になったものです。今年は表作だったため実は小ぶりながら沢山なっていて、これからは毎朝スムージーの中にリンゴやキャベツとともに甘夏柑が入ります。美味しいですね。お陰様で健康です。

 「甘夏柑 樹上で越冬 保存する 初夏のこの時期 貴重な柑橘」

 「無農薬 ゆえに少々 見栄えせず しかし安全 マーマレードに」

 「皮剥いて タッパに入れて 冷蔵庫 冷やして食べる 何よりご馳走」

 「わが家でも 超食パンに 自家製の マーマレードを 付けて楽しむ」

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