人間牧場

〇今日は何の日?

 毎朝書斎の机の上に置いているパソコンに向かって約1時間余り、色々なことを考えながら思うがままに、両手の指先を動かして言葉を紡いでいます。パソコンは電源を入れ自分のパスワードを入れると、画面に様々な情報が出てきます。普通は素早くブログ入力画面を呼び出し書いて行くのですが、時々遊び半分でニュースやスポーツ、オークションなども覗いて、遅ればせながら時代の流れをキャッチしていますが、時代はどんどん進化して、退化の道を進んでいる私にはため息しか出てきません。

 パソコンに画面の端に、「今日は何の日?」と書いた表示が出ています。「まあよく考えるなあ」と感心するほど毎日色々な記念日があります。今朝は気休めに開いてみると、「今日はゴールドラッシュの日」だそうです。お金に縁のない自称貧乏人の私には、ゴールドラッシュと聞いてもピンときませんが、私が少年時代に読み、私の人生に少なからず影響を受けた「ジョン・万次郎の生涯」という偉人伝の主人公中浜万次郎も、その後漂流記を読むと、流れ着いた鳥島で、捕鯨船の船長ホット・フィールド船長に助けられ、フェアフェブンで学校に通わせてもらいながら望郷の念を捨てきれず、帰国の機会をうかがっていました。

ジョン・万次郎はゴールドラッシュに沸く地に出かけ砂金取りをして得た資金でボートを買い、捕鯨船に便乗して琉球まで帰り、ボートで日本の土を踏んだのです。ゴールドラッシュと聞いてジョン・万次郎を思い出しました。自称貧乏人といいながら、またゴールドラッシュと無縁といいながら、つつましい暮らしさえすれば年金で、何とか暮らして行けるわが身を思うと、ひょっとしたらささやかながら幸せなのかも知れません。妻は相変わらず当たりもしない宝くじを買い、ゴールドラッシュを夢見ているようです。そうそう妻は昨年、ささやかながら宝くじで1万円が当たったと大喜びでした。妻にとってはゴールドラッシュでした。

「パソコンの 画面毎日 面白い コーナーありて 遊びのつもりで」

 「何気なく 今日は何の日 クリックを ゴールドラッシュ 私にゃ無縁」

 「偉人伝 読んでジョン・万 憧れる お陰で海越え アメリカ行った」

 「わが妻は 昨年末に 宝くじ 一万円で ゴールドラッシュ」

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