人間牧場

〇灘町海岸の清掃ボランティア

 シーサイド公園のすぐ隣に灘町海岸という小さな砂浜があります。シーサイド公園の砂浜がバーベキュー禁止のため、夏になると沢山のキャンパーが訪れ、バーベキューを楽しんでいますが、今は訪れる人もなくひっそりとしています。この時期は北西の季節風が漂流物ゴミを打ち上げ、美観を損ねています。年末に地元の灘町区民が掃除をしたものの、またまた大量のゴミが打ち寄せました。

海岸でゴミを拾う子どもたち
沢山拾いました

 先日子ども体験塾の折、ワンチャンスボランティアとして、子どもたちが寒い灘町海岸に出て、プラスチックゴミを中心に清掃活動をしてくれました。まああるわあるわで、あっという間に用意したゴミ袋がいっぱいになりました。集めたプラスチックゴミはみんなが手で、地域事務所のゴミストッカーまで難儀しながら持ち帰り処分することができました。昨日外出のついでに灘町海岸に降りて、持っていたゴミ袋に5つほど一人でゴミを拾い、自宅まで持ち帰りました。次のプラゴミの日に出そうと思っています。

 海岸に流れ着くゴミは相当な量ですが、いつも思うのはゴミの中に人間が捨てたゴミ、しかも燃えないゴミが大量にあるのです。どこかで誰かが無意識のうちに捨てるゴミは、人間の力で除去する以外方法がないのです。ゴミは美観を損ねるだけでなく、海は生物が沢山住んでいるので、誤って食べたりする生態系への影響も心配です。人間は暮らしを便利にするため知識を使って色々な物を作りますが、下手をすると回り回って、地球を汚して自分たち人間の首を絞めてしまい、取り返しのつかないことになってしまいます。海岸の掃除をする度に考えさせられます。ゴミを拾う人は捨てないのであれば、ゴミ拾いをしてくれた子どもたちは、これからもゴミを捨てない人間になることでしょう。

 「海岸の 打ち上げられた ゴミの山 いつものことだが 心が痛む」

 「ナイロンや プラスチックは 人間が 便利な暮らし するため作る」

 「このゴミを 海の生き物 ひょっとして 餌と間違え 食べると大変」

 「大人捨て 子どもが拾う 何でだろう 大人の私 顔を赤らめ」

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